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高市早苗総務相は今日の閣議後記者会見で、公的な現金給付を迅速に行うため、1人につき一つの預貯金口座とマイナンバーとのひも付けの義務化を検討する方針を表明しました。https://t.co/tcN6cwJUFE

— 時事ドットコム（時事通信ニュース） (@jijicom) June 9, 2020

　公的な給付金を迅速に給付するために、マイナンバーと任意の銀行預金口座を紐付けするお話です。今回のコロナ案件も直ちに各種給付金が振り込めるように、あらかじめ口座情報を登録しておくとのこと。
　たしかその通りとは思います。国庫金とか国官庁系列独立行政法人からのお金だったら今流れているニュースの通り、速やかに振り込めるでしょう。ただ、公的な給付金は国庫だけじゃありません。都道府県・市町村の予算もありますし、商工会等の給付金もあります。そういった国庫金由来以外の給付金も、マイナンバー登録と称する口座に振り込んでもらえるのでしょうか、かなり疑問でもあります。
　都道府県や中規模以上の市ならば、任意の銀行口座で補助金や給付金受け取れます。問題なのはそれ以外の期間からの給付金です。町村レベルになると、振込先がその町村の指定金融機関に指定されたり、商工会等だったら信用金庫に限定されたりと現状でも面倒です。このような縛りなくして、任意のマイナンバー口座にお金振り込んで貰えるようにするなんてことは甘い考え方
のような気がします。居住自治体指定金融機関と、商工会等指定信金の２つは必須になりそうです。転勤族だったら、引っ越す毎に居住地指定金融機関の口座が増えることになりそう。