年の瀬に巨大な仏壇や涅槃像ですす払いが行われる
今年も残すところあとわずかになりました。ついこの前までクリスマスの雰囲気だった日本はすっかり新年を迎える準備に入りました。福岡県の南部にある八女市で作られている伝統工芸品の1つに『八女福島仏壇』というものがあります。ちなみに『福島』とは福島県の福島ではなく、八女市の中心部にあたる旧福島町のことです。市内の八女伝統工芸館にある日本一の大型仏壇では、今日すす払いが行われ、1年間のほこりを取り除き、金箔の修繕も行ってきれいにして、新年を迎える準備を行っていました。一方、福岡市から少し東へ行ったところにある篠栗町の南蔵院という寺院には、世界最大級とされているブロンズ製の涅槃像があり、そこでも昨日すす払いが行われました。まず南蔵院の僧侶が約8mの竹ぼうきを使ってお顔を清めた後、参拝客が竹ぼうきやさらしを使って涅槃像の全身のほこりをふき取っていました。明日は多くのところで仕事納めだと思いますが、職場に通われる方は、この1年の間にたまったほこりや汚れをきれいにして、新しい年を迎える準備をされてはいかがでしょうか?それでは、今日はここまで。