NPBが現役ドラフトのルールと日程を発表
日本野球機構(NPB)は今日、かねてから実施予定となっていた現役ドラフトのルールと日程を発表しました。まず開催日は契約保留選手名簿公示日の1週間後とされ、今年の場合は12月9日となりました。各球団は契約保留選手名簿に記載された選手の中から任意に2名以上を選択し、それを記載したリストをNPBに提出しますが、以下に該当する選手は対象外となります。・外国人選手・複数年契約選手・年棒5000万円以上の選手※ただし1名に限り5000万円以上1億円未満の選手を 対象選手とすることができる。・過去にFAの権利を行使したことのある選手・FA資格を取得している選手・育成選手・前年の日本シリーズ終了日の翌日以降に、 トレードにより獲得した選手・シーズン終了後に育成から支配下契約になった選手指名の簡単なルールは以下の通りです。1.提出した選手リストの中で他球団から 一番多い指名を受けた球団が最初に指名できる。2.1.で指名された選手が所属していた球団が2番目に指名する。3.2.で指名された選手が所属していた球団が3番目に指名する。4.これを繰り返し12球団で選手の入れ替えを行う。これは事前に出されていた案の通りであり、指名されやすい選手を出した球団ほど指名順が高くなる仕組みです。なお1.の指名の時に指名された球団数が同じ場合は、その年のドラフト会議のウェーバー順(パ6位→セ6位→パ5位→セ5位・・・パ1位→セ1位)に従った順番となります。また希望する球団だけ2巡目の指名に参加します。そしてNPBは現役ドラフトので各球団が指名した選手の氏名は公開しますが、リストや会議自体は非公開となります。実際にどのような経緯・順番で指名されたのかを知りたいというファンは多いと思いますが、せめて指名順までは公開してもらいたいところですね。指名順を重視するのであれば、少なくともいらない選手の押し付け合いにはならなそうでホッとしていますが、初回ということもありますので、今回の現役ドラフトで生じた問題はブラッシュアップしていき、来年の現役ドラフトがより公正に行われるようにしていってもらいたいですね。それでは、今日はここまで。