台風14号、昨日から今朝にかけて九州を縦断する
大型の台風14号は昨日午後7時ごろに鹿児島市付近に上陸しました。上陸時の中心気圧は935hPaと、観測史上4番目の強さでした。その後台風14号は北上を続け、熊本県八代市から一時有明海を出て今日午前3時ごろに福岡県柳川市に再上陸し、飯塚市を経由して北九州市へ進み午前10時ごろには山口県へ抜けていきました。台風の中心が九州を通過しても吹き返しの風が昼過ぎまで吹き続け、大雨により増水した河川も九州各地で見られました。宮崎県では一時大雨特別警報が発令されましたが、その後解除されています。また鹿児島県に出されていた特別警報も今日の午前中にはすべて解除されました。しかし宮崎県では北部を中心に100世帯以上が孤立したり、一昨年7月の豪雨で甚大な被害が出た大分県由布市の湯平温泉では河川の増水により家屋が倒壊したり、道路が陥没する等大きな被害が出ています。インフラですが、JR九州各線は今日終日運転見合わせとなり、明日は安全が確認された路線から順次、本数を減らして運転再開する見込みです。西鉄では電車各路線やバスが午後から順次運転を再開しました。航空各社は日中全便が欠航していましたが、九州各地と東京・羽田を結ぶ便が、夕方から一部動き出しています。ただ機材繰りなどの影響で明日の欠航が決まっている便もあるそうです。多くの方にとって散々な3連休となりましたが、1日でも早く日常を取り戻してくれることを願っています。それでは、今日はここまで。