『天神ビッグバン』第1号ビル完成、新型コロナ対策も万全!
九州最大の繁華街である天神地区で進められている再開発促進事業である『天神ビッグバン』の規制緩和第1号案件として建設が進められていた『天神ビジネスセンター』が完成し、今日報道陣に内部が公開されました。(2019年5月撮影。)福岡市はJR博多駅と福岡空港が至近距離にあり、非常に交通の便が良い都市ですが、その影響もあって航空法で建築物の高さが制限され、これまで福岡市中心部には高層ビルが建てられませんでした。しかし国家戦略特区により高さ制限が緩和され、天神にも高層ビルを建てることができるようになりました。そして老朽化した建物を一斉に建て替えて、新たな空間と雇用を創出するというのが『天神ビッグバン』の概要です。『天神ビジネスセンター』はキャナルシティなど大型商業施設を手掛ける福岡地所によって建設が進められました。規制緩和により地上19階(+地下2階)建てで高さは約89mです。地下は地下鉄の天神駅と直結し、来春に飲食店が入居する予定です。3階から上のオフィスフロアは11月から西日本シティ銀行を皮切りに、NECやジャパネットホールディングスなど約30社が入居する予定です。オフィスフロアに入るためのセキュリティゲートだけでなく、トイレのドアも非接触式となっており、新型コロナウイルス感染対策も万全です。来年には旧大名小学校跡地の再開発ビルが完成予定で、2024年にはかつて福岡ビルや天神コアが建っていた場所の再開発ビルが完成予定です。今後もさらに建て替え工事が行われる予定で、天神がどのように変わっていくか楽しみですね。それでは、今日はここまで。