北九州空港が乗降客数1,000万人を突破
2006年3月に現在の位置に移転した北九州空港の乗降客数が、4月3日午前に1,000万人を突破したことで、現地で式典が行われました。(こちらの写真は開港間もないころの様子です。)開港からおよそ8年での達成ですが、市の当初の予想より2年遅れた形となりました。当初は年間110万人から120万人の利用客がいましたが、2013年度は過去最高の138万人を記録しました。しかし3月末で国際線の運航が無くなり、現在は羽田線のみとなってしまいました。個人的にはやり方次第でもっと利用者が増えるのではないかと思います。例えば24時間空港としてのメリットをもっと前面に押し出す方法です。先日、羽田空港の国際線発着枠が増加しましたが、これを利用して深夜・早朝に羽田便をもっと運航することで羽田発の国際線への乗り継ぎの機会を増やすというのはどうでしょうか?これにより週末に北九州から羽田を経由して海外へ出かけ、週明けの早朝に海外から羽田を経由し北九州に戻って出社、などということも可能です。また、LCCの受け入れを積極的に行うという方法もあると思います。福岡空港に乗り入れたいというLCCは多くあると思いますが、近年福岡空港は滑走路処理容量の限界を越えており、これ以上本数が増えると事故の発生にもつながります。さらに福岡空港は発着可能時間に制限があることはLCCにとっても問題です。(滑走路の使用時間帯は7時から22時までに制限されています。)例えば成田や関空からの福岡行きの便が何らかの理由で離陸が遅くなってしまい、その影響で福岡着が22時を超える場合は運航できなくなります。そうなると折り返しの便も欠航したり、機材繰りの問題で別の路線にも影響します。反面、北九州空港は24時間運用可能ですので多少遅れても着陸が可能となります。LCCにとって就航率の向上につながると思いますのでこれを利用しない手はないでしょう。もっと官民が協力して、利用者数を増やしてもらいたいと思います。北九州空港が不要などとほざくバカどもを一刻も早く黙らせてください。それでは、今日はここまで。