紫陽花咲く2011.06.05小石川植物園 posted by (C)あっこ森
父の誕生日は5月20日。
イベントは欠かさない我が家。
でも、大人なので一応、人が集まったときにということで
6月4日にお誕生日会予定だった。
ちょうど、妹たち家族が来ていて
誕生日会をやるということも言い出せず
お赤飯は炊いて普通に夕飯。
本当は、スーパーで買ったロールケーキもあったけど
それもおなかがいっぱいで翌日に順延。
翌6月5日、コーヒーにロールケーキで一応
“お誕生日おめでとう”はした。
先日、6月13日(月)にTVで放送された
NHKの鶴べさんの「家族に乾杯」をみながら
出演した78歳の方を見ながら母が言う。
「お父さんも、コキだったんだって!!」
なにを言われたのか私は、よくわからなくって
「え~~~コキ?お父さん、古希?え~古希って、ななじゅう?」
ってアホみたいに、尋ねた。
母も思いっきり忘れていたみたいで
誕生日こそ忘れてはいなかったけど
肝心の年齢にまで注意は払われなかった。
急に自分の父が、思いっきり“じいさん”に思えてきた。
「70歳。」って思いっきりじいさんなイメージ。
父の顔をよく見てみる。
そういえば昨年は69歳とか言っていたような…。
最近の70歳って…。
夜、楽しみに取っておいた頂き物の
“とらや”の一口羊羹の箱を開けた。
「10個入っていたから、ひとり3つずつね」と
母から分配されていたはずで
たま~にたま~に大事に1個ずつ食べていた。
ラストの1個をいよいよ食べようかと
“とらや”の格のある黒い箱を開ける…やられた。
父だ。古希の父に取られた。
「お父さん、わたしの羊羹たべたでしょ。」
布団に入ったばかりの父が寝床で言い訳をする。
「2本あったから1本食べたんだよ。」
「うそだ。10本あったから3本ずつって言われたジャン。
いますぐ、買ってきて。
とらやのようかん買ってきて。買ってきて。」
父はニヤニヤしながら寝ている。
最高にしてやったりの笑顔。
父は古希を迎えた。
古希の父は、娘の羊羹をたべちゃう。
取られた娘も、その父の寝しなに怒っちゃう。
父は、父が私にくれたお団子を横取りして、
串だけにしておいてくれたこともある。
古希の父は、食いしん坊。
そして甘いものに目がない。
そしてすぐに食べられるものが大好き。
母に贈られてきたみかんも
ほっておくと1箱たべちゃう。
だから、「父」と書かれた紙と一緒に
食べていい分を
ビニール袋に分配されている。
父は、古希を迎えた。
なんか70年分、食いしん坊だな。
父さん、言いたいことがあります。
「とらやのようかん、買ってきて。」
食い物の恨みは、一生~よ~~。
大人気ない父の娘は、当然、同じくオトナゲ、ナイですわ。
父は、今年70歳。
私たちは、平和でくだらなくて楽しい家族だと思う。
あとは、父さんが“とらや”のようかんさえ
買ってきてくれれば、丸く済むハズ。
「食べちゃや~よ。」
そしたら、夕べ、足の小指、踏んだのは許してあげる。
紫陽花咲く22011.06.05小石川植物園 posted by (C)あっこ森
写真は6月5日に小石川植物園にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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