身体を差し出して、光合成もする。2011.12.10光が丘 posted by (C)あっこ森
放射能も循環する。
水が循環するように
大気やほこりに混じって
放射能も循環する。
衝撃を受けた事実です。
チェルノブイリの国
ウクライナは、事故後3年が経過して
“除染がうまくいかないことがわかり”
除染をあきらめ、子どものいる家庭の
避難を認めました。
「人間は疲れても、放射能は疲れない。」
(広瀬隆さんの名言です。)
福島県飯館村は
ご存知の通りの高濃度汚染地域です。
飯館村の東に位置する南相馬市は
今、盛んに除染、除染と言われている地域ですが
土を掘り返すなどの除染作業を行っても
水源は高濃度汚染地域の飯館村からなので
常に危険にさらされ続けています。
ウクライナの基準と
日本の基準についても指摘がされています。
主な食品等の基準値を比較してみます。
○飲料水
セシウム137
2ベクレル(ウクライナ)<200ベクレル(日本)
ストロンチウム90
2ベクレル(ウクライナ):日本指標なし
○ミルク・ミルク製品
セシウム137
100ベクレル(ウクライナ)<200ベクレル(日本)
ストロンチウム90
20ベクレル(ウクライナ):日本指標なし
○果物
セシウム137
70ベクレル(ウクライナ)<500ベクレル(日本)
ストロンチウム90
10ベクレル(ウクライナ):日本指標なし
○野菜
セシウム137
40ベクレル(ウクライナ)<500ベクレル(日本)
ストロンチウム90
20ベクレル(ウクライナ):日本指標なし
健康への被害は、
チェルノブイリの場合
10年後にとくに顕著になって
発病者数、死亡者数の増加が見られました。
この高い基準値のままだと
日本の被害はもっと甚大な影響を
与えることが想像できてしまいます。
日本の高校生向けの資料の中には、放射能は、
紙一枚通さないとあるけどとんでもないことで
わずか5ミクロンのなかに
ウラン元素の数は何兆という数が存在し
呼吸や皮膚、食事を通して
内部被爆する危険にさらされているのです。
さらに、被爆者は、今後、結婚などの際、
広島などの原爆被爆者の体験を例に挙げれば
差別なども待ち受けるでしょう。
福島の高濃度汚染地域は、
チェルノブイリなら、強制避難のレベルに達しており
なおも、そこで暮らす人々は
常に被爆の危険にさらされています。
広島の場合もそうであったように
原爆からの難を逃れ、後日
身内を探しに爆心地に入ったものが
α線、β線による典型的な内部被爆をしているのです。
よくテレビなどにも登場する
医師の山下氏(福島県立医科大学理事長付特命教授)は
「ニコニコしていれば大丈夫!!」と
やたらと、安全安心を誇張しています。
ABCC(原爆障害調査委員会)放射線影響研究所は
戦後、日本でアメリカの原爆投下がどのくらい効果があったのか
徹底的な調査(治療は一切しない)を行った集団で
そのなかの731部隊は、戦時中、中国で非人道的な
コレラ、炭素などの生物兵器の人体実験を行った上に
米国の調査に関わっていく中枢メンバーとして
東京裁判では一切責任を問われなかった集団の
直系にあたる方が山下氏なのです。
このことの経緯をとっても
山下氏の真意はどこを向いているのか…。
ジョロウグモ雌2011.12.10光が丘 posted by (C)あっこ森
除染ビジネス。
すさまじい除染利権についてもお話は進みました。
「造ることで稼ぎ、壊れても稼ぐ…
大手ゼネコンが握る「除染利権」(東京新聞12月8日)」
大手ゼネコンの大成建設と鹿島、大林組が
「除染」を内閣府から事業を受託しています。
そして、実際の労働には、
下請け孫受けの作業員があたるので
大手ゼネコンは、またお金儲け、
「除染ビジネス」のまさに、ビックチャンス。
国からの約百十九億円の委託費に対して
同機構からJVへの発注総額は約七十二億円。
酷いでしょ。
除染が優先されて、補償がなくて
高線量でも住民は動くに動けないときに
ピンハネですよ。
被災地は、雇用状況もよくないわけです。
だから、結局、子どもたちのお母さんたちが
被爆をしながら
除染労働を安い賃金で請け負うことになるのです。
除染…効果、あるんだろうか。
そりゃ一時的には、線量が下がるかも知れないけど
ほぼ不滅で&循環する放射能相手ですし、
もうチェルノブイリでも除染が上手くいかなかったという
事例はあるわけです。
3年も結論を待ったら
被爆者はどれだけ膨大にそして甚大な影響が出るのでしょう。
松井英介さんのお話を伺っていても、やはり
この国の判断は、“命”のためではなく
どこまでいっても“利権”のためだと…思えて
わたしは憤りというか、なんというか。
それでも、なんとかね。
やっぱり声はあげて
未来にね、少しでも希望をと思うのです。
人は生きねばならぬ。
絶望のふちに立っていても。
子どもたちにはなんの責任もないのに
“死”を背負わせてしまう大人たち。
その一人のままじゃ、どうしたってダメ。
なんとか未来を変えていかなくっちゃ。
“森でのんびり”すると、
今は、被爆の危険が本当にあります。
ほこりの溜まりやすいところに
セシウムは集まります。
世の中で一番危ないブログタイトルになりつつある…。
過敏になりすぎてもいけないが、
安全安心を過信しすぎてもいけない。
事実をよく知り、自分なりに少しでも被爆しないように
避けていくことも大事。
わからなくても知らなくても
放射能は、襲ってきます。
脱原発してもしなくても
目に見えない放射能が未来を奪っていこうとしています。
被爆をよく知るべきです。
森のハンモック2011.12.10光が丘 posted by (C)あっこ森
写真は12月10日に光が丘にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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