わたしの誕生日。
母がせっせと前の晩から
お赤飯を仕込んで炊き上げてくれた。
栗入りおこわ2012.10.22自宅 posted by (C)あっこ森
栗入りのおこわ。
栗だって拾って集めてきてくれたもの。
ポテトサラダにシュウマイ。
ポテトサラダ2012.10.22自宅 posted by (C)あっこ森
どれも手づくり。
シュウマイは、母が中身に凝っていて
通常のシュウマイより
たまねぎの量をとっても多くして
ふんわりとそして甘く仕上げたと語る1品。
わたしの母は、管理栄養士でもあるけれど
料理がとっても上手。
手を惜しまずかけて
いつもより美味しく仕上がったシュウマイ。
その話をしたばかりで父が言う。
料理に対する父の褒め言葉は、いつも
なにかポイントがズレていて
褒めている感じがまったくせずに
だいたいは、母を怒らせる。
わたしは、いつも父が
話し始めると途端に
“地雷踏まないでよ、お父さん”と
ハラハラしながら念を送り続けているが
届いた、ためしがない。
以前、母を怒らせた父のひと言に
手間をかけた一品に
「たまに食べると美味しい。」という
究極のひと言がある。
悪いようにとれば、
たまじゃなければ、不味いのか…という
完全にイヤミのひと言にとれるのだ。
父さん、発言には気をつけてよ。
「今日のは、たまねぎいっぱいの
シュウマイなのよ。」
嬉々と話す母へ父が応え始めた。
「だからか!」
わたしの心臓の鼓動が、大きくなる。
父さん、ぜったい失敗しないでね。
「ジョギングから帰ってきて
お風呂に入ろうとしたときに
腋臭(わきが)みたいな臭いがしたんだよ。
そのせいか?」
母の顔が見れない、私。
今、鬼の形相に変わったよね。ぜったい。
父さん、アウト。完全にアウト。
審判、彼にレッドカードを。
それでもちっとも悪気の無い父は
母の料理を褒めている。
もう遅いよ、父さん。もうムリ。この空気はムリ。
和やかな誕生会だったのに
一気に空気が凍ったよ。
小さな声で母につぶやく。
「ブログに書くと面白いけれど
生で聞くと、なんてムカツクんだろうね。」
母が、「本当!」と言って笑ってくれた。
あーよかった。
なんとか凍りついた空気がどうにか溶けた。
そして、食後、父が私に言う。
「お前の誕生日プレゼントあるんだけど。」
なんだか超上からで
すごく嬉しくない。
さっき珍しく食べてもいいと
母から特別許可をもらったばかりの
みかんを食べていたので
失言で焦らさせられた父のことは、ほうって置いた。
そして、後ろから父が
スーパーの袋みたいな音をガサガサさせながら
のしのし近づいてくるのがわかる。
それだけで笑っちゃいそうだった。
でも顔はそちらに向けないで
黙々とみかんを食べていた。
わたしの周囲に
ドンとスーパーの袋が2袋、並べられた。
父が、かっこよく言い切った。
「今年は、メカタ(目方)で勝負。」
(昭和の言い回しだね、父さん。メカタって。)
見れば、スーパーの袋から緑色の
パイナップルのとげとげが
こんもりと出ている。
特大パイナップル3個!
プクッとちょっと怒っていた
わたしなのに大爆笑。
パイナップル3個も
いっぺんにもらったのは初めて。
わたしの大好物のパイナップル。
(安上がりでしょ?わたし。)
マイルールでは、1回に食べてもいいのは
1日に4分の1個まで。
1週間に1個だけ買ってもよしと
同じ食品を食べ過ぎるのはよくないと
厳格なマイルールを制定して
頑なに守って生活している。
父さん、嬉しいけれど
わたしはこんなには食べられません。
仕方がない。
パイナップル解禁週間としよう!!
ちなみにパイナップルの生の酵素は
肉類の消化を助けてくれます。
ひと晩かけて抽出する超フルーティーな生アップルティ2012.10.22自宅 posted by (C)あっこ森
写真は10月22日に自宅にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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