森でのんびり

最近、あまりに報道されなくなったように思う


食品の放射能汚染問題。




中部大学の武田先生のＨＰを拝読している私。




とても重要だと思った、最近の記事。




「食材汚染速報
http☆//takedanet.com/2012/11/post_8506.html
（☆を：に代えてください。）



１） 福島県郡山市の日干しダイコン


1キロ3421ベクレルと安全なレベル（1キロ40ベクレル）の
約100倍の汚染がでました。
同じダイコンを室内で乾燥したものは
100ベクレルを切ったと報告されています（2012年10月28日）。


つまり福島ではまだ空気中に
かなりのセシウムが再飛散していることを
示していますので、
日干しのもの（干し柿、日干しの魚など）に注意するとともに、
福島の人はできるだけマスクをしてください。

日干しダイコンだけが汚染されるのではなく、
人間の肺も汚染されますので。



２） 岩手県一関市で製造されたそば


一関は岩手県のホットスポットで、
行政が生産者のお金を優先し、
口に入る作物の汚染を認めないという特殊な考えなので、
継続的に一関の農作物を避ける必要があります。



３） 山梨県富士吉田市の野生キノコ


キヌメリガサから
1キログラム340ベクレルのセシウムが
検出されました。
安全領域の10倍に当たります（2012年10月25日）。
長野のキノコに続いてセシウムが
山を越えて拡散していることを意味しています。
ただ、これが風に運ばれたのか、
トラックや野菜などで移動した人為的影響なのかはまだ不明です。


４） 新潟県生活衛生課の情報によると、
新潟沖からとれたマダイの内臓から
1キログラム21ベクレルのセシウムが検出されました
（2012年7月28日）。


新潟県は県民のために汚染を
注意しているほぼ唯一の自治体ですから、
このような発表も積極的にやっています。


５） １ヶ月前に北海道根室沖のマダイから
1キロ100ベクレルを超えるセシウムが検出されました。

ただ北海道沖のサカナの汚染は種類が少なく、
まだ厳重に注意するというレベルではありません。」




日々の暮らしの中で


こういう報道が慢性化してしまっているのか


危険にさらされているのに


目に留まらなくなってきてしまっているような感がある。




放射能汚染と私たちは、


長い付き合いになる。




放射能の影響をもっとも受けやすい人々は、


子どもたち。




少しでも避けられるように


体内にとりこむセシウムの量を減らせるように


私たちは取り組みを


諦めちゃいけないんじゃないかと思って。




武田先生は、次のように


考え方を示してくださっています。




「少しずつ汚染が広がっています。
少し前に青森沖のサカナがかなり汚染され、
長野県のキノコ類の汚染が報告されました。


今回は北海道沖（太平洋側）のマダイ、
新潟沖のマダイの汚染は、
太平洋側の汚染が北海道の先端まで、
日本海側で始めての汚染がでました。


新潟の汚染は、
福島原発―水戸―柏―葛飾―奥多摩―榛名―魚沼と流れた
放射性物質が信濃川を下って
新潟の海に流れたと考えられます。


もしかすると国立研究所などの
モニターがこの汚染の流れを
把握している可能性もあります。


秋田沖、山形沖のサカナが
汚染されていない所を見ると、
新潟平野、信濃川の注意が必要です。」




私たちに、こうやって教えてくださること


私には、とてもありがたいことだと思えるのです。




「放射線が怖いとかではなく、
子どもの健康を守るのは親の責任ですから、
「指導する」という姿勢ではなく、
判断のためのデータを出して
欲しいとお願いしているのです。」




判断する材料をオープンに。




そこから、気にしないという人は


気にしなくていい。




でも、広く一般的に知らすこともせずに、


不幸にも知らず知らずのうちに


多くの人々


それも子どもたちの健康を奪っていくことは


なんとも罪深い。




伏せちゃいけない、と思う。




鈍感になりすぎてもいけない、と思う。




経済優先で、命の犠牲を払う、そういう判断は


どうなんだろうかと思う。




「新潟県は県民のために汚染を
注意しているほぼ唯一の自治体ですから、
このような発表も積極的にやっています。」




命を守ろうとする自治体の取り組みが


日本で唯一って…。




日本社会の大事なものは、


日本人を大事にしてくれるのだろうか。




社会の求める価値観が、わからないんだなー。




もしもこれが「コトナカレ」主義なのだとして


病という「コトアリ」には、蓋ができるんだろうか。




たくさんの健康被害出ていても


オープンにされることはなく


国民の危機意識を煽らないように


コントロールしているんじゃないかっていうのは


かんぐり過ぎ？




放射能との関連性が認められるケースは


全体の何％になるのだろう。




これまでのたくさんの公害事件を考えても


その認定に何十年の歳月を要するのか…。




被害者が死んで口を閉じるのを


静かに待っているんじゃないかって。




子どもと子どもを持つお母さん


そこは守らなくちゃ、って私は思う。



林床に咲く2012.11.04小金井公園 posted by (C)あっこ森

写真は１１月４日に小金井公園にて撮影しました。

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