我が家は、母のお教室の生徒さんからいただく
美味しいスイーツをときどき
家族で分け合っていただいています。
自分では買えないような高級品も多く
食べるのがもったいないような綺麗なものや
並ばないと買えないとても珍しいもの
そして最新の流行のスイーツなど
家庭内スイーツパラダイスみたいなことが
ときどきあるのです。
父は、いっぱしの味音痴。
あんまり旨い不味いがわからないタイプ。
さらに悪いことに
父が料理を褒めるとき、
必ず、誰かを不機嫌にさせる技も持ち合わせています。
母が、あの有名な小川軒のレーズンバターサンドを
もらってきたときのことです。
私がいそいそと箱を開けていると
「お父さんにも一個頂戴。」と
ねだってくるので
「お年寄りは、明日の昼、食べたほうがいいよ。」と
(昼間にも甘いものを食べているにちがいないので)
軽く断りました。
だけど、父は粘りました。
「今日、甘いもの1個も食べてないから
甘いもの食べたいの。1個頂戴。」
しつこいので仕方なく1個渡しながら
「半分にしといたら?」と
わたしは、言いました。
父は返事をせずに
うれしそうにセロハンをはがし
ニコニコとレーズンバターサンドを
ほおばりました。
父は、味わうこともなく
あっという間に高級なレーズンバターサンドを
ペロリと食べてしまってひとりご満悦でした。
そして、母へ
感謝の意を込めて
父は、ひと言、言いました。
「甘くて、おいしかった。」
父のたった一言で
これまでも何度もトラブル勃発している我が家。
高級スイーツを前に言葉数少なに
「甘くて、おいしかった。」と
言ってしまった父。
そのコメントの質の低さに
母の顔色が一気に豹変。
わたしも、心の中でレーズンバターサンドを
父にあげたのは、やっぱり
失敗だったかも
そう思った瞬間でした。
間髪入れずに
母は、わたしに耳打ちするかのように
ぼそりと言いました。
「ちっ。
甘くておいしいって言うんなら
砂糖でもなめとけって言うんだ。ちっ。」
父さん、ひと言でやっちゃったね。
気持ちわかるぅ。母さん。
本当に、“甘ければ、美味しい”っていうなら
父さんには、どんなスイーツも
なんか無駄打ちぽい気持ちにさせられる。
父の台無し、食レポコメント。
毎度、家庭内に嵐が吹き荒れる。
高級スイーツ前に、父の貧相なコメント。
娘から父に送ろう。
「男なら、黙ってスイーツ。」
家庭内平和を願って。
南無阿弥陀仏。
カレーは飲み物。2012.12.11池袋 posted by (C)あっこ森
写真は12月11日に池袋にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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