父は、動くのが大嫌い。
どんだけ嫌いかって言うと
居間の自分スペースから
席を立たずに済む範囲以内が保守エリア。
それ以外は、サービスエリア外みたい。
父が、日に3枚使うという、ティッシュ。
ティッシュは、
父のサービスエリア外に置いてあり
父が一歩席を立って
くるっと半分後ろを向かないと
ティッシュは取れない。
超、面倒くさがり屋の父
昔は、ティッシュが1箱終わると
渋々倉庫から新しいものを補充してくれていた。
年齢のためか、病いなのか
最近、とっても面倒くさがり度があがり
ここ6~7回連続で
ティッシュが父だけの時間帯に
なくなったときに
空き箱がそのまま放置されることが
散見されるようになった。
面倒くさがる…痴呆の症状とも聞いたことがある。
やや心配。
口うるさくとも、たかがそれだけのことでも
だからこそ、ゆっておかなければ。
「お父さん、ティッシュ使って
おしまいの1枚だったら新しいのを補充しといて。」
「お父さんは、ティッシュ1日3枚程度しか使いません。」
「そうじゃなくて、何枚使うかじゃなくて
自分の番で使い終わったら補充しといて。」
すごく嫌だったみたいでグダグダ言っている。
そこで提案を変えた。
「お父さんと私のティッシュ別にしよう。
自分のだったら、いっくらでも使いっぱなしでいいよ。」
父が嫌いな半分ティッシュをティッシュケースに詰めた。
March 2, 2011
「半分ティッシュ」花粉症対策にいかがでしょうか。
これなら手が出まい。
少しハードルをあげないと
自分でやる、というところには立てない。
父は、とにかく面倒くさいのが嫌い。
そして、私用と父用に分けられてしまった
ティッシュに手が伸ばせない。
でも、どうしても倉庫から出してくるのは
面倒みたい(むきになっているのかも)。
しかし、ティッシュが必要な場面になって
父は、父の席の上で座ったまま腰を90度回転させて
やや斜め方向に身体をそらし
一番近くの小物入れを探っていた。
ポケットティッシュなんかが
しまってある引き出し。
偶然にも、ウエットティッシュしか入っておらず
父の用は済まなかった。
本当は奥を探せば入っていると思うけれど
面倒くさがりの父には、それさえも見つけられない。
父は、未だに、ティッシュを取りに行かずに
意地を張り続けている。
たった1枚のちり紙。
父という生き物がこだわるポイントって
娘には怪奇。
“面倒くさい”が、ただの性格の問題ならいいんだけど
病気じゃないかって思えて、ちょっと心配。
意固地になる…、面倒くさがり、怒りっぽい
年齢だけの問題だといいなぁ…。
自分も将来の脳トレのために、
面倒くさい気持ちが生まれてきたら
これを乗り越えることが
ボケ防止につながっているんじゃないかと
思い直してみようっと。
いやぁでもうちの爺さん長生きするわ。
大嫌いな半分ティッシュを使う方を
迷わず選択、見事に環境
適合しながら暮らしている。
そんなにティッシュを倉庫から出すって大仕事?
こんなんじゃ、こっちが“怪”の
モヤモヤで先にくたばるわ。
爺さんハッピーライフ万歳!!
…いや爺さんじゃなかった、
父さん、折れないところが本当にすごいよ。
娘にゃ、訳わからんこだわりのたかが紙一枚、
それでも男気というか
親父気を折らない頑固さが
父健在の何よりの証なのかもしれない。
アクティブサンタ2012.11.24フォーシーズンホテル posted by (C)あっこ森
写真は11月24日に自宅にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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