漢方では、その季節特有な邪気
(悪いエネルギーみたいなもの)があり、
春は風邪(フウジャ)、
夏は暑邪(ショジャ)、
秋は燥邪(ソウジャ)、
冬は寒邪(カンジャ)、
と分けて考えます。
http☆//allabout.co.jp/gm/gc/301033/
(☆を:に変えてください。)
乾燥・肌荒れ・咳…漢方で秋のトラブル対策 [漢方・漢方薬] All Aboutより
秋は燥邪の季節と
漢方キッチンでも習いました。
だから肺を潤すのが大事と。
「燥邪の特徴は口や鼻から
侵入して肺を侵しやすいことです。
肺は水の上源と言われ、
湿を好み、燥を嫌います。」
「燥邪には涼燥と温燥の2種類があります。」
http☆//blog.goo.ne.jp/toukashinkyuin/e/ad4cb275aa0f03379bddff3c8c12c091
(☆を:に変えてください。)
病因論6:六淫(5)燥 - 桃花鍼灸院らくがき帳より
約1ヶ月前ほどに風邪をひき
今回もまた風邪をひいたわたし。
“秋は燥邪の季節”を十分実感。
でも今回は対処が上手くいかず
アタフタしました。
敗因を探ってみました。
まず前回とは症状が明らかに違い
最初鼻が、もやもやとして
次に喉が、痛くなりました。
咳がでるようになってきていたので
酷くならないうちにと早めに
お休みの土曜日に耳鼻咽喉科を受診。
そこで、アレルギーの症状を
抑える薬を処方されました。
風邪の症状と思っていたので
意外な薬の処方でした。
そして、土曜日の夜、
夜だけ服用の薬でしたので
寝る前に薬を飲んで就寝。
翌朝、起きると明らかに
前日より症状が悪化していました。
咳がひどくなっていて、とても苦しい。
正直、受診前より明らかに悪くなっていました。
普段から身体養生が、趣味みたいな私です。
咳がひどくなる要因が思い当たらず
おかしいと感じていました。
月曜日に別の病院をもう一度受診し経緯を話して
今度は風邪薬を処方してもらいました。
すると一気に症状改善。
あれだけひどかった咳が
ほとんど、でなくなりました。
最初の症状がでたとき
なにも対処できなかったのは
お鼻がモヤモヤする
風邪のケアを思いつけなかったのです。
前回は、寒気が強かったので
代謝がアップするように
血流改善のための緩和ケアを意識しました。
でも今回みたいな呼吸器系、粘膜系のケアは
思いつきませんでした。
まだまだ勉強不足。
そこで調べてみました。
前回とは、明らかに風邪のタイプが違うと
体感していたので
その辺が手がかりとなるだろうと。
調べてみると
「燥邪には涼燥と温燥の2種類がある。」
とのこと。
「涼燥では、
発熱・悪寒・頭痛・無汗・口や唇の乾燥
・咳嗽・喀痰・舌苔が白で乾燥などがみられる。
温燥では、発熱・微悪風寒・頭痛
・皮膚の乾燥・のどや鼻の乾燥・
咽痛・咳嗽・粘稠な痰・口渇・
尿色が黄などがみられる。」
一ヶ月前は、おそらく涼燥にあたる症状で
今回は、おそらく温燥にあたる症状のもの
だったのだろうと思います。
このタイプの違いは、
身体を温めるか
冷やし気味にして炎症を鎮めるか
対処方法が異なってくる点が
大きな違いのようでした。
体調は、それを感じていて、今回は、
寒気がなくてどちらかというと熱いので
今回は、携帯カイロを貼りたい気持ちは
起こらず、自粛していました。
薬膳を取り入れると効きが早い、
と聞いていたので
「咳 薬膳」で検索をしてみました。
自分の体調不良時は、
自分自身で試すことのできる
またとないチャンスでもあります。
<咳が取れる食べ物>
金柑:咳、痰が取れる。ハチミツ漬けにして保存できる。
柿:咳止めの作用があり、口内炎を治す。
ビタミンCが多く含まれる。
咳止め、肺炎、気管支炎に効果があり、
抗菌作用もある。体を冷やすので長期間食すると良くない。
干し柿は昔から漢方薬としても使用されている。
咳止めの作用があり、口内炎を治す。
ビタミンCが多く含まれる。
カリン :咳止め。薄く切ってハチミツと焼酎につける。
特に梅酒に漬けると酸味がきいておいしい。
梨 :空咳、痰のつまりに効く。
梨の上部1/3を切って種の部分を取り出し、
中に金柑、銀耳(白クラゲ)、枸杞子(1~2粒)、
氷砂糖を入れる。切り取った1/3を蓋にして7~8分間蒸す。
ユリネを入れてもいい。
銀耳(白きくらげ):咳止め効果がある。
大根 :大根は痰と気管支炎に効く。
大根は漢方にも使われる。
年をとると痰が増えて気管支炎になりやすいが、
毎日大根を食べると痰や咳が取れるので
「親孝行の薬」と言われる。
カリン酒に金柑と大根をつけたものを
昆布と陶器の鍋に入れる。
黒砂糖を加えて30分ほど煮る。
レンコン :レンコンの節は漢方薬や
結核の治療薬として用いられる。
咳だけでなく止血にも効果がある。
気管支に奇形がある患者さんがいた。
咳をすると肺の血管が切れ、
血が肺の中に溜まって危険な状態であったが、
レンコンのゆで汁を飲んだら咳も出血も止まった。
レンコンのハチミツ漬け、
レンコンの節の天ぷらもおいしいが、
節を細かく切ってご飯と炊くのもお勧めである。
銀杏 :ゆりねと銀杏のおかゆは咳や喘息に効く。
街中の銀杏を拾ってきて匂いが強い時には、
一旦土の中に埋める。
1ヵ月後掘り返すと匂いが取れる。
ゆりね :結核の咳、気管支炎に効く。
鳥の胸肉とゆりねをおかゆにしたものは
年配の方にお勧めである。
肺炎の予防にもなる。
白菜:咳、痰が取れ、肺炎に効く。
冬は動かないので汗が出にくく、
体に毒が溜まりやすい。
冬は白菜の解毒作用が有効である。
白菜には繊維質が多く含まれるので便通がよくなる。
漢方的には、白菜は腸の熱をとるので
便秘とニキビに効果がある。
週に2~3回白菜を食べると症状が改善される。
また、白菜にはセレンが多く含まれる。
セレンは抗癌作用があり、
インスリンの分泌を促進するので糖尿病にも良い。
この場合、加熱するとセレンの効果が減少するので生で食する。
http☆//www.kenko-joho.jp/blogpage/blog.php/pages/0502seki.html
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健康情報ブログ
これをヒントに自分に合う、薬膳メニューを考案。
レンコンと鳥の団子(生姜風味)&白菜&ねぎの塩麹鍋
白菜は、本来生食したほうがいいみたいなのですが
ホットメニューにしてしまいました。
体調不良時の料理なので
手間も極力楽なものの方がよくて
鍋料理は効率的でした。
あとは、母がねぎのかき揚げを
用意してくれました。
おそばに、たっぷりの大根おろしを乗せて
薬膳風おろしそば。
整腸作用&ビタミンの摂取を狙って
りんごをデザートに。
食後のお茶には、
身体を温める系のスパイスを使った
薬膳チャイもプラスしました。
カルダモン、シナモン、ジンジャー、クローブを入れた
ミルクティです。
ここまででだいたい20時半あたりでした。
このころ、新しい病院でいただいた
風邪薬も飲みました。
あれだけひどかった咳が
お風呂上りの夜22時、
ウソみたいにピタッと止まっていました。
薬&薬膳の効果がばっちり。
お弁当にも
レンコンと鳥のつくね&
白菜&ねぎの塩麹鍋(密閉容器に入れて持参)や
ねぎのかき揚げを持参しました。
火曜日の朝、昨日のあのひどい咳が
まるでなにごともなかったように
体調良好になって
いつものように自転車で通勤できました。
火曜日の昼間の勤務中も一度も咳をすることがなく
とても楽に過ごせました。
これまでの風邪の経験上、
あんなにひどかった咳が
あんなに短時間で治まったのは初めて。
考えてみると、アレルギーの薬って
自己免疫力の暴走を抑えるってことだろうから
風邪には超働きやすい環境の身体になって
いたのかもしれないですね。
風邪薬の力も借りて、
食べ物でも咳止めの薬効のあると言われている食材を
積極的に食する。
この二つの力の即効性には本当に驚きました。
東洋医学で風邪(ふうじゃと読む)を捉えると
現在「風邪(かぜ)」と言われている病気は、
東洋医学でいう
「風邪(ふうじゃ)」
「寒邪(かんじゃ)」
「熱邪(ねつじゃ)または暑邪(しょうじゃ)」
「乾邪(かんじゃ)または燥邪(そうじゃ)」
「湿邪(しつじゃ)」
「火邪(かじゃ)」
という6つの病気の総称なのだとか。
また違う季節に違う風邪をひいたら
また違う対処があるのだと思います。
まだまだ勉強が必要。
しかし、身体メンテナンスは、
奥が深くてとても面白いなぁと思うのです。
咳に効くといわれているお茶
杏仁茶。
杏仁豆腐で有名な杏仁のお茶もいいようなので
この際、南杏100%の粉を買い求めて
咳を沈めるために飲用しはじめました。
<杏仁茶>
材料)
牛乳 150cc
杏仁粉 10g(大さじ1ぐらい)
*甘いのがいい方は、はちみつを
淹れ方)
材料をすべて小なべに入れてかき混ぜて
沸騰寸前に火を止める。
杏仁独特の甘い香りに癒されて
喉も身体も心も潤いそうなお茶の魅力。
“咳の風邪と向き合う。”
杏仁茶を楽しむ、ティータイム。
これなら、お子さんにも喜ばれそうです。
秋の実り2012.12.16小金井公園 posted by (C)あっこ森
写真は12月16日に小金井公園にて撮影しました。
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