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■ 池袋会議 ■
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ネオニコチノイド系農薬のDVD上映会
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日時:10/8(火)19:30~21:30(2時間)
場所:大桃豆腐店内
定員:15名
参加費:無料
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ネオニコチノイド系農薬は今後注目される農薬だと思います。
池袋で生活していると農薬は他人事のようですが、身近にあるもので成分を調べてみると決して他人事ではありません。殺虫剤、ペット商品で「フィプロニル*」「ジノテフラン」「イミダクロプリド」など書かれていませんか。
*フィプロニルはネオニコチノイド系ではありませんが同じような働きがあります。
*以上、[daizudayori :40] 『だいず便り』メルマガより一部転載。
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大桃さんで発行していただいている
メルマガで上記の会のお誘いがあり
デモで知り合ったゲンタさんも
お誘いして一緒に参加してきました。
ゲンタさんは、以前もチラッと
このブログに登場していただきました。↓
July 20, 2013
チャリデモ隊と2週間ぶりの再会を。
NPO法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議さんで
発行されている
『新農薬ネオニコチノイドが脅かす
ミツバチ・生態系・人間 2012年11月(最新)』
この資料と
DVD『ミツバチからのメッセージ』
企画・製作 ミツバチを救え!DVD製作プロジェクト実行委員会
映像で知る「ネオニコチノイド」問題
ネオニコチノイド系農薬に関する問題を、
映像で報告します。
ミツバチたちの仲間が死んでいます。
蜜集めに飛び回っている間に人間が
撒いた農薬で神経を病んでどこかへ
いってしまう仲間、巣に戻ってきても
入り口が分からない仲間、
ひっくり返ってもがき続ける仲間、
そして、仲間たちはいなくなっています。
この現象は人間にも悪い影響があります。
ぜひこのDVDを見て考えてみてください。
この視聴覚資料をもとに、話し合いがなされました。
資料の中で訴えられていることで
とても驚いたこと、気になったこと
(箇条書きです。)
・農薬で死んだ蜂を検査機関に持ち込んでも
ネオニコチノイド系農薬は、光分解し、
時間がたつと不検出となる。
→養蜂箱の箱の裏側の木を削って検査すると農薬が検出される。
・ネオニコチノイド系農薬は、浸透性がよく
植物のなかにも浸透する。
→水で洗っても落ちない。
米の粒の中にも入っている。
・ミツバチは蜜を集める過程で花粉も集めている。
花粉は、たんぱく質源として幼虫の成育時の餌となる。
→生態系で考えると肉食(虫食)系の昆虫は
喰えなくなっていく。
・脳の神経経路に作用する。
→人間の血液脳関門、大人は発達しているが
乳幼児は未発達。
血液脳関門は、脳が直接ダメージを受けないためのシステムだが
新しい化学物質は、脳に入りやすいという特徴がある。
・発達障害の児童から有機リン化合物が
尿から検出されることがあった。
→10年ぐらい前に遡って母体に蓄積されている。
・脳のデータは複雑で、解析が難しい。(時間がかかる)
→“100%危険”というところまで待っていると
被害は甚大なことに。『予防原則が大事』
・人も昆虫も神経系は、基本は同じ。
→昆虫は死ぬ。
人間は、死ぬということはないけど
影響はある。行動がおかしくなる。
・「ミツバチが死ぬようなことで
人間に何も起こらないということはないよ。」
・日本の残留農薬の規制基準値*単位(ppm)は、
(アセタミプリドを例にした場合)
米国の1.7~25倍
EUの3~300倍。
・どうしたら防げるかという語りがあり
お米の場合
「8月の時期に農薬を我慢できたら…。」と。
・1970年ごろも、別の農薬問題で
蜂たちに甚大な影響が出た。
事前に、散布する日を知らせ、蜂たちを一時避難させることで
ずいぶんと蜂の大量死の被害が減らせた。
ここまで資料の話。
主にDVDを観ながらメモを取ったこと。
(DVDの中で言われていたことと
世には違った見解があるかもしれません。)
大桃さんは
大豆を購入している農家さんなどから
農薬についての現在の情報を集めていらっしゃる。
そのことについて以下に記します。
現在、種付けのときに
「クルーザーFS30」チアメトキサム
「クルーザーMAX」チアメトキサム
が使用されることがある。
(ネオニコチノイドで種子を処理すると、葉の露滴にも
高濃度のネオニコチノイドが濃縮されて出て
蜂は、その露滴を飲んで死ぬなどの被害がある。
*これは、資料から引用)
では、このネオニコチノイド系の
農薬はどこが作っているのか、
ということを調べてみた。
住友化学などの会社が作っている。
そして住友化学の会長さんは、
米倉氏(経団連会長)だったりする。
住友化学さんは、自民党のスポンサーだったり…。
ここまでの資料および・大桃さんからの情報提供があり
このあと参加者同士の話し合い学習が開かれた。
たくさんの貴重な意見があり、
農薬=危ない、というやりとりに終わらず
さまざまな側面から考える機会となる。
・野菜をどこで買っているか?
・無理な時期に作ろうとすると野菜は弱くなり
強くするために薬剤も必要になったりする。
・八百屋さんに行って、いつでもなんでも
そろっていることを求めようとすると
廃棄する分も野菜に費用としてかけられる。
・農家さんから直接仕入れると
廃棄の分の価格の上乗せがない。
・モンサント社のラウンドアップ(農薬)も
効かなくなってきていて少しずつ、
内容が変えられてきている。
・遺伝子組み換え食品の試験栽培は
日本でも始まっている。
などなど…。
(他にもたくさんの意見が出されていました。 )
一緒に参加されたゲンタさんが
重要な視点を語られていました。
(記憶のなかでの記録なのでゲンタさんが
現実に語られたこととは、ずれているかもしれません。)
農薬メーカーや利権の問題として片づけてしまえば
ある意味、問題の棚上げ的に…。
参加者の間でも話題になったのは、
有機や無農薬は高い…お金がないと続かない
そうすると一部の人のものに。
これまでの経験で神経質にならずとも
どんなものを食べても大丈夫だという
経験をお持ちの方も多いのだろう。
そもそも特別な勉強やこういう情報を触れるのは
億劫なことに感じる人も多いハズ。
どうしたら、広められるんだろう…。
(ここまでは、ゲンタさんの発言や文章をもとに
わたしの頭の中で考えたこと。)
ゲンタさんが、こう記されていました。
「今食べているモノの危険性を教えられるよりも
無農薬の美味しさを教えられた方が興味が湧くし
難しいデーターを見せらせるよりも
「なんだか面白そう」とか「この人たち幸せそう」って
感じた方が目を向けると思う。
脳はエネルギー消費を最小限に抑えようって機能があるから
「面倒や難しい」は苦手
だから「面白しろそう、幸せそう」ってパッケージに包んだり
あるいは「美味しいモノが食べたい」って生理的欲求に訴える
これがいいと思いますね。」
そして、ゲンタさんがこの会が始まるときに
こう書かれていました。
「まずは知るコトが大切」
なんとなく大事そうなんだけれど
めんどーだし、とくに困っていないし
あんまり興味ないし
後回し、だったりする。
「まずは知るコトが大切」
かしこまらず、自分のなかへ。
入口のハードルが低く感じられて、いいなと。
そして、もうひとつの視点も。
「ネオニコチノイド系農薬推進派の
意見(DVD等)も聞いてみたい。」
実は、これはわたしも感じていたこと。
信じて進めている人たちの両者の核としていること
中立の人々の思いなどを知りたいと。
DVD『ミツバチからのメッセージ』
企画・製作 ミツバチを救え!DVD製作プロジェクト実行委員会
を観ながら、訴えを聞く上で
すべてを鵜呑みにしているわけではない。
「危ないよ~。」とは聞こえるけれど
腑に落ちていないことや
ちいさな「?」があったりする。
「ネオニコチノイド系農薬」を取り巻く状況や課題について
切り口の違う視点も、もう少し考えを深めていくのに必要。
予防原則という言葉を、胸に抱きながら。
大量生産、大量消費、大量廃棄、経済活動、
農業従事者の年齢、地域社会のしがらみ、
生態系への影響、健康問題
いろんなことが絡んでいるんだろうなぁ。
そして、知らない、見ないだけで
自分もこのなかに・・・。
わたしの意見は、どこにあるのか。
お食事タイム2013.09.14光が丘 posted by (C)あっこ森
君の身体は、私の身体
写真は9月14日に光が丘にて撮影しました。
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