年末の大掃除の項目。
冷蔵庫の大掃除。
これは、毎回
母と私の共同作業と決まっている。
2~3時間かけて
整理と拭き掃除をしている。
そして、この日は、ちょっと危険な
「今日食べる(処理)」食品が
ピックアップされる。
廃棄ではなく、今日食べるのには
…ギリギリか、アウトか
っていうやつ。
母が、選び出した、
その日の危険なおやつ“カステラ”。
15時のお茶タイムに
3等分→リスクの再分配を行う。
父は、とくに味がわからない派なので
なにを食べてもとりあえずは、いいみたい。
だから、文句も言わず
自分の割り当てをすんなり完食。
父の舌は、あまりあてにはできないが
父の様子を視てから、そのカステラを恐る恐る
ちいさなかけらを口に運ぶ。
「・・・腐ってはないけれど、美味しくない…。」
そう、母に訴えると
母は母で、わたしが食べるのを
待っていたみたいで(またやられた)
食べ終わって、とっとと席をはずしていた父に
「お父さ~ん。カステラ食べる?」と
信じられないレベルの
ウグイスのような美しいさえずりで
父に声をかける。
めったに出さない
A級ボイスのサービストーク。
ある意味、要注意のサインだ。
父は、普段、甘いものをセーブさせられている。
しかも、さっき目の前で
きっちり3等分していたのを知っている。
本気で遠慮して、優しい声で
「えっ?自分(お父さん)の分、さっき食べたよ?」
といつもなら信じられないようなことが起きたから
慌てて確認をしてくる。
こういうところは、慎重で生真面目な父。
母が、
「うん。わたしは、いいの。お父さん、食べて。」
悪魔だ、あのヨメ。
あの限りなく危ない、
そして美味しくないカステラを
見事、父に押し付ける。
父さん、自分の身体は、
自分で守らないと、危ないよっ。
母と一緒に大昔の写真新潟に向かう電車 posted by (C)あっこ森
わたしは、わたしで
父とケンカすると
とある反撃にでる。
父が大嫌いなメニューを一週間ほど
食卓に並べ続ける、という
兵糧攻めを。
ご飯を与えない、わけじゃない。
テンションの下がる、ご飯を出し続ける。
しかも、身体には、
いいハズのものなんだけれど…。
そして、こんなふうに言葉を添える。
「わたしが、わたしのために作りました。
食べたい人だけどうぞ。
文句のある人は
食べていただなくて結構です。
ご自由になんでもお作りください。」
この嫌いなメニューを大なべで作り
何日間かは、引っぱる。
この小さな抵抗。
でも、ひとつ、こういうのを聞いたことがある。
“美味しいと思って食べれば、免疫力アップ。
まずいと思って食べると、免疫力は半減する。”
ホントかな?
母のまずいもの攻撃と
わたしの嫌いなもの攻撃。
父の免疫細胞たちには、降参ぎみで
本当は、ダメージを与えられているのかもしれない。
父よ。
女たちに負けるな。
そして父の免疫力君たち、父のサポートをよろしく!
父と一緒に大昔の写真群馬 posted by (C)あっこ森
写真は昔々に新潟に向かう電車と群馬にて撮影していただきました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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