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もりっぺ★のほほ~ん   

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2005/12/13
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テーマ:お勧めの本(7367)
カテゴリ:

孤宿の人(上)

  出版社: 新人物往来社


   讃岐国に流された幕府の罪人加賀殿。
   以来毒死や怪異が頻発し「悪霊」と呼ばれるが
   その幽閉屋敷に下女として住み込むことになった
   無垢の少女「ほう」と彼との魂のふれあいを描く感動長編。

孤宿の人(下)



     『それは海うさぎとともにやって来た!』






 宮部さんの時代物って知識ぐらいで
 殆ど、あらすじも知らずに読み始めました。
 そして、一気読み(笑)

 これまでの江戸を中心とした時代物と違って
 今作は、四国の架空の丸海藩が舞台となっています。
 どうやら実在の讃岐丸亀藩がモデルのようらしいですね。

 とにかく、何処が舞台になろうと、宮部さんの作品には
 その場所が、目の前に映し出されるような錯覚を覚えます。

 それに、彼女の作品には、本当の悪人がいません。
 誰もが心の奥に潜ませている闇を、出すか、出さないか。
 それを、彼女は優しく文字に紡ぎます。

 主人公の「ほう」と、女ながら引手の「宇佐」と一緒に
 悲しんだり、悔しがったり、喜んだり。

 ラストは「ほう」の気持ちが痛いぐらいに伝わって
 はっきり言って、号泣でした( ̄∇ ̄*)ゞ
 悲しい結末ですが、いつもながらどこか温かく
 明るい未来が見える、そんな作品でした。お薦め。


 余談ですが、この本は最近の私には戒めの1冊となりましたわ。
 どうもこのところ、両親や近しい人に穿った態度をとっていて
 いけないなぁ~と、思いつつ、なかなかうまくいかない。

 「ほう」のように、優しく、素直に、いれたらいいですね。





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Last updated  2005/12/14 12:21:31 PM
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