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2006/02/08
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カテゴリ:映画
H.R
■監督・脚本 テリー・ジョージ 
■出演 ドン・チードル/ソフィー・オコネドー
    /ホアキン・フェニックス/ニック・ノルティ
■ストーリー
フツ族とツチ族の間で続いていた内戦が終息、和平協定が結ばれようとしていた1994年、ルワンダの首都キガリ。外資系高級ホテル“ミル・コリン”の支配人ポール(ドン・チードル)は、近くフツ族の民兵によるツチ族の虐殺が始まるという噂を耳にする。やがてフツ族大統領暗殺の報道がなされ、フツ族が武器を片手にツチ族を襲撃し始めた。フツ族のポールは、ツチ族の妻・タティアナ(ソフィー・オコネドー)と息子たち、そして隣人たちを守るためホテルに匿うのだが……。


1994年、アフリカのルワンダで実際に起きた、民族対立が原因による
100日間で100万人が虐殺されたといわれる事件を基に
その中、1200人もの人々をホテルに匿い、その命を救った一人のホテルマンの実話。

先週の日記にも書いてたが、お恥ずかしながら
たった10年前のこの事件、映画を見るまで、私は全く知らなかった。
いえ、当時、ニュースや雑誌などで、多く取り上げられていたはずだから
きっと目にはしたはずだけど、その時は別世界のお話として
記憶に留まることがなかったのでしょう。

映画の中でも、ホアキン演じるカメラマンの台詞
 《虐殺の映像を世界の人々が見ても「残酷ね」と言いながらディナーを食べるんだ》
まさにその通りだったわ、と突き刺さりました。

この映画、特に映画的な派手な演出もなく
目の前で、残酷な虐殺シーンを映し出すこともないけど
だからこそ、心理的な恐怖を、ひしひしと感じてしまう。
真実のみを伝えようとする、真っ直ぐな作品でした。

特にポールが、普通な感じに描かれているのが良かった。
家族を守るため、嘘やハッタリ、賄賂によって危機を乗り越え
でも時には恐怖に絶えかね、一人嗚咽を漏らしもする。
1200人もの人を、あくまでも成り行きだったけど、助け出そうとする
心根の優しい、人間的な人物だった。
それを演じたドン・チードル、ピタリと役柄にはまり、素晴らしかった。

どうやら映画会社的には、ポール役にはデンゼル・ワシントンや
ウェズリー・スナイプスのような、知名度の高い俳優にしたかったらいしわ。
もしそうなっていたら、お決まりのスパーヒーロー物語になってしまってたかもね。
とにかく、彼らに決まらなくて良かった。


もともと日本での公開は見送られていたところ、映画公開の嘆願署名運動が行われ
晴れて公開が決まったという、この『ホテル・ミランダ』。
確かに、心にずっしりと重くのしかかる作品だけど、希望も見える。
多くの人に、観て欲しい映画だと、思いましたわ。


    『ホテル・ルワンダ』公式HP






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Last updated  2006/02/09 09:00:20 PM
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