テーマ:映画館で観た映画(8533)
カテゴリ:映画
■監督・脚本 チェン・カイコー ■撮影 ピーター・パウ ■美術 ティム・イップ ■出演 真田広之/チャン・ドンゴン/セシリア・チャン ■ストーリー 戦乱の世で親を亡くし、行き倒れ寸前だった少女・傾城(セシリア・チャン)は女神から真実の愛と引き換えに、すべての男からの寵愛と何不自由ない暮らしを約束され、やがて王妃の座についた。その頃、王を支える無敵の大将軍・光明(真田広之)はこの世のものとは思えぬ脚力を持つ奴隷の男・昆崙(チャン・ドンゴン)に目を留め、自らの従者とする。やがて2人は、無歓の反乱に遭い危機に陥った王を救出するため城へと向かうのだが…。 この映画が、あの「さらば、わが愛/覇王別姫」や「北京ヴァイオリン」の チェン・カイコー監督作品とは…。ハッキリ言って、驚きを隠せませんでしたわ。 でも 「いや、きっと替え玉だわ!」 と終始言い聞かせ、暗示に成功した私。 信じない者は救われる。こうなれば後は、ファンタジーの世界に入り込むだけよ(ウホホ) 真田さんったら、その鎧、薔薇の小花のモチーフが、なんともラブリィでございます。 そのちょび髭も、エロ街道まっしぐら!っぽくて、素敵☆ 愛する女性と、腹心の部下との間を、右往左往する真田さん。(ニヤリ) しかも、鍛えられた逞しい背中まで、ご披露してくださるなんて。タマリマセンにゃ。 最初は、熊さんに見えたチャン・ドンゴン殿。この役で新境地開拓かしら? 走る、走る、走る…。その劇画チックな映像に、会場中から、失笑もらう。 でも私、彼のどーにも野暮ったい感じが、実は意外に好みだったりする。 そして、昆崙が光明を背負って突っ走るシーン、お二人の楽しげなお顔を見て 撮影中 「ドンちゃん」「アニキ」と呼び合っていた、ということを思い出し ついつい口元が、綻ぶってものですわね♪ あらら、セシリアさん、声が吹替えなのですね。 ある意味、個性的な声が聞けないのは残念ですが、手ブラで「キャッ」な姿や 鳥籠仕立ての牢獄で、佇む姿、ウットリですわよ。顔は好みではないけどね(エヘヘ) おっと、今回一番の掘出しモノ、ニコラス・ツェー君。指差し棒が、妙にお似合い。 冷酷非道な行動、その端整で美しいお顔に、私の目は釘付けでございましたわ。 「硝子のジェネレーション」(←酷い邦題)の頃は、まだプチだったけど 正当な美青年に成長なさって、お姉さんは嬉しいっ! マトリックスやら、カンフーハッスルやら、グリーンデスティニーやら… ワサワサと入り混じったアクション、荒唐無稽なストーリー展開に 「何なの!?」 と目くじら立てちゃいけませんわよ。 だってこれは、コメディー風味のお伽話、なのですから。 このところの重厚人間ドラマ作品で、ギュギュギュッと硬くなった心に 過剰な脱力感(←褒め言葉)と、色彩美による目のご馳走を与えてくれた、愛すべき作品よ。 ちょっと、壊れ気味な、私だけどね(笑) ただ、優等生の真田さんと、凛々しいチャン・ドンゴンと、いつものチェン・カイコー監督を ご所望の方には、あまりお薦めできないかもですわ。 エロい真田さんと、もっさりなチャン・ドンゴンと、美しき悪魔ニコラス・ツェーに 多少なりとも興味をお持ちの方、是非、ご覧下さい!!(笑) 『PROMISE/無極』公式HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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