カテゴリ:本
出版社:筑摩書房 舞台は懐かしい町「月舟町」。 食堂は、十字路の角にぽつんとひとつ灯をともし 食堂の前の十字路ではいつでも、つむじ風がひとつ くるりと廻っていた。 クラフト・エヴィング商会の物語作家による、書き下ろし小説。 『それは、笑いのこぼれる夜。』 「かもめ食堂」に引き続き、ヘロデさんからのご紹介。 本を開く前から、黒を基調とし☆ひとつというカバーが、何やらウフフ。 こだわりのある無口な店主のいる、つむじ風食堂。 類を友を呼ぶと言うか、そこに集う風変わりな人々。 雨降り先生と呼ばれる主人公、デニーロの親方と主人公が呼ぶ古本屋さん いつも本を読んでいる果物屋さん、帽子屋さん、女優の奈々津さん。 「二重空間移動装置」や「虹をつくる手品」など、素敵なエッセンスが散りばめられ 唐辛子から、果ては宇宙まで、現実的なようで、ファンタジック。 モノクロの中に、ほんわりとした優しい色が見えて、ジンワリと暖かい。 ホッと一息つきたいとき、サラッと読める素敵な作品ですわ。 今日は東京でも、桜の開花宣言があり WBCでは、日本が優勝♪(←関係ないですけど(笑)) 出来ればこの本、冬の始まりの頃、また読み返したいですわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本] カテゴリの最新記事
|
|