テーマ:映画館で観た映画(8530)
カテゴリ:映画
■監督・脚本 ジム・ジャームッシュ ■出演 ビル・マーレイ/ジェフリー・ライト/シャロン・ストーン ■ストーリー 事業が成功し、気ままな独身貴族を気取る、かつてはドン・ファン、今はダメ中年のドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)。そんな彼の家に、ある日差出人不明のピンク色の封筒が届いた。そこには「あなたと別れて20年、あなたの息子はもうすぐ19歳になります…」と書かれていた。お節介なお隣さんのウィンストン(ジェフリー・ライト)にたきつけられ、ドンはしぶしぶ息子探しの旅に出るのだが。。。 「人生は思いがけない驚きを運んでくる…。」 昨年観た『コーヒー&シガレッツ』に続き、ジャームッシュ節炸裂のロード・ムービー。 カンヌ映画祭で審査員特別グランプリを獲得。 出だしから、不思議なメロディーのエチオピア音楽が ビル・マーレイのとぼけた哀愁漂う顔に、妙にシンクロして、思わずニンマリしてしまう。 会話と会話の間が、絶妙に挟まっていて、なんとも心地よく、しばし眠り姫の如く、安らかに。。。 ってなりそうなとこに、ロリータのあのシーン!(笑) すっかり目を覚まさせてもらいましたわ。 終始、無口で困った顔のドン。下がり眉が可愛いわ。 でも、彼が素敵なのか、そうでないのか、いつも判断に苦しむの。(ウフフ) 20年ぶりに会う、かつての恋人たち。 自分も重ねた年月を、彼女たちも重ねている。 こういうシチュエーションって、なんだか切ないわね。でも、妙に可笑しい。 ニンジンごっくん、馬のぬいぐるみ、猫と会話、ピンクの小道具たちetc。。。 後で思い出しても、じ~んわりと優しくも、どこか哀しいシーンたち。 ラストは「う~む」と、いい意味で、やられた感がございますわ。 前にも書いたけど、以前はあまりジャームッシュ作品は好きではなかったの。 でも、自分もそれなりに年をとってきたのか(笑)、結構はまっておりますわ。 できれば40歳を過ぎた頃、もう一度見たい作品かしらね。 ちょっとしたオマケで、本物のビル・マーレイの息子が、ちょこっと出演してます。 さて、どこでしょ~♪ エンドロールで名前を探してみるのも、お楽しみですわ☆ 『ブロークン・フラワーズ』公式HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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