カテゴリ:本
出版社:産業編集センター 謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは?恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。 前代未聞の娯楽大作、ここにあり! 第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。 「王様のブランチ」で、筑摩書房の哲チャンがお薦めしてたのと 作者が京大出身者で、物語の舞台もまんま京都というのと 京大OBが身近にいるということで、ちょいと親近感、興味わいて。 だけど、あらすじだけでは、さっぱり内容がつかめぬまま。 読み始めても、しばらくは何がメインの作品なのか。。。 そもそも、題名にもなっている「ホルモー」って一体何っ!? そんな疑問を抱きながら、読み進めていくと 陰陽道やら、鬼語やら、怪しげで好みなフレーズがチラホラリ。 だからと言って、京極夏彦さんのような、ネットリとした魍魎ではなく あくまでもサラッと軽~く、サークルですからって感じで。(笑) 吉田神社での儀式の舞を筆頭に、大真面目に阿呆してる面々に拍手です。 でも奇々怪々な部分を除けば、意外と大学青春物語だったりするのも微笑ましい。 京大青竜会、京産大玄武組、立命館白虎隊、龍大フェニックスという 4大学のサークルによる、オニを使った対抗試合、その名も「ホルモー」。 なぜホルモーかというと、、、それは本を読んでご確認くださいませ。 読み終えて、京都だったらこういうことも、あるのかもしれないわね、と。 作者のあとがきも、唸ります。 まぁ「八百万の神が~」のあたりでは、出雲を思い出してしまったけどね。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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