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2006/12/07
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カテゴリ:映画

capote
■原題 CAPOTE
■監督 ベネット・ミラー
■音楽 マイケル・ダナ
■出演 フィリップ・シーモア・ホフマン/キャサリン・キーナー
■ストーリー
 1959年11月15日、カンザス州の田舎町で一家4人惨殺事件が発生する。翌日、ニューヨークでこの事件を知った作家カポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、これを作品にしようと思い立ち、すぐさま現地へと取材に向かう。同行した幼なじみのネル(キャサリン・キーナー)と共に事件現場や関係者を訪ねて回る。やがて2人の容疑者が逮捕されると、カポーティは彼らへの接近を試み、その一人ペリー・スミスの不思議な魅力に創作意欲を刺激され、ペリーとの面会を重ねる中で次第に彼の信頼を得ていくカポーティだったが…。



 第78回アカデミー賞、主演男優賞を受賞。
 カポーティが、ノンフイクションノベルの「冷血」を、書き上げるまでの6年間を描いた伝記映画。

 トルーマン・カポーティ、実はこの作品がなかったら
 あの有名な「ティファニーで朝食を」の作者だったってこと
 知らずに過ごしてました。私が無知なだけなんですけど。。。
 
 で、映画の特集で、カポーティ本人の映像を見たのだけど
 劇中のフィリップ・シーモア・ホフマンは、彼そのものですね。
 話し方や仕草、服の着こなしなど、ソックリ!!素晴らしいわ☆
 ホフマンは、個人的に好きな俳優さんなので、ひたすら感嘆の眼差し。
 気になったのは、手の爪に何やら黒っぽいマニュキア(?)のようなものが塗ってあって
 洒落っ気のあるあるカポーティには似つかわしくない、ちょっと汚い印象があったの。
 もしかして、それもカポーティ本人の特徴なのかしら?
 ならば、よく研究されてるなぁ~と、なおさら凄いな、と。
 

 この映画、とても静かに時間が流れる。
 もちろん、パーティーやら作品のプロモーションやらで
 華々しく賑やかなシーンもありますが、とにかくジックリと観れる作品。
 だからこそ、カポーティの僅かな揺れや、言葉の裏にある情感が
 しんみりと静かに伝わってくるの。

 本を書き上げるためには、死刑という結末しかない。
 でも、友人のような関係をもってしまった相手の、死を願っているようで、辛い。
 でも、何年もこの先、本を書き上げらず、名声が下がるのも、辛い。
 このジレンマが、哀しくて、憐れなのよね。

 殺人を犯すことの、冷血さ。
 殺人事件を飯の種にしている、冷血さ。
 マスコミの作家に対する、冷血さ。
 「冷血」という本の題名は、いろんな意味が籠められているようで、興味深い。
 図書館で予約しておいた本が、ようやく手元に届きましたの。
 この夜長に、静かに、ジックリ、読んでいきますわ。


    『カポーティ』公式HP







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Last updated  2006/12/07 10:08:26 PM
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