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2006/12/11
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カテゴリ:映画
tickets

 ■原題 TICKETS
 ■監督 エルマンノ・オルミ/アッバス・キアロスタミ
 /ケン・ローチ
 ■音楽 ジョージ・フェントン
 ■出演 カルロ・デッレ・ピアーネ
 /シルヴァーナ・ドゥ・サンティス/ウィリアム・ルアン



■ストーリー
 オーストリア西部のインスブルック駅。飛行機が飛ばず、出張先からローマへ列車で帰ることになった初老の大学教授。世話になった相手先企業の女性秘書に、知らず知らず淡い感情を抱いていた…。翌朝、イタリアの小さな駅から、太った中年女性が乗り込んでくる。彼女に付き従う青年フィリッポは兵役義務の一環として、この将軍の未亡人の手伝いを命じられたのだったが…。愛する地元チーム、セルティックのアウェー戦を応援するため、スコットランドやって来た若者3人。なけなしの金で入場券と乗車券を買いこの列車に乗り込んだのだったが…。



 カンヌ映画祭でパルム・ドール受賞の経験を持つ、3監督による共同制作。
 ローマへ向かう列車の中での、3つのエピソードを繋ぐ1本の長編作品。

 1話目のオルミ監督、初老の教授の淡い恋心ストーリー。
 若い頃の初恋と、現在の仄かな恋がシンクロしあって、気持ちがほんのり温かく。
 教授役のカルロ・デッレの、ナレーションのごとく幻想の中で会話する声が
 音楽と重なりあって、疲れた思考に密やかに、ゆったりと響いて、素敵なの☆

 2話目のキアロスタミ監督、横柄な態度の未亡人と彼女の世話役の青年のストーリー。
 未亡人の横柄さに、胃の辺りがムカムカしちゃいましたが
 ラストのホームでの彼女の姿は、自業自得とはいえ憐れでしたわ。
 時間って残酷だわぁ~と思いつつ、どこかで「いい気味」と思っている自分も居たりして。

 そして3話目のローチ監督、サッカーファンの若者に突如もたらされたストーリー。
 スーパーの店員の彼らが、難民の家族への親切心から起きてしまった問題に
 「手に負えない!」と頭を抱えてしまうとこ、普通に自分たちと同じような目線なだけに
 「どうするのっ!?」とハラハラ・ドキドキでしたわ。(分かるよぉ~。)
 で、ラストは深刻な展開に陥るのかと思っていたら、、、あらら。(笑)
 でも、あったかくて爽快な気分になれたので、良しとしましょうね♪
 それに、彼らが応援しているセルティックは、中村俊輔選手のいるチーム。
 ついつい贔屓目に見てしまうのは、仕方のないことよね?

 同じ列車に乗り合わせ、一時、同じ空間を共有する人々。
 そこで起こるちょっとした出来事が、その人をちょっと変えていく。
 人って素敵と思える、魅力的な列車の旅をご堪能あれ。

 余談ですが、今回久々に、決してミニシアターと呼べるようなオシャレさのない
 地元のローカル映画館での鑑賞。(上映してくれたことに、感謝)
 確かにいつものシネコンと違って、スクリーンも小さく、音響も宜しくない。
 だけど上映中、劇場内がキシキシと音を立てて
 映写室からは、ジジジとフィルムが回る音も聞こえてきて。
 それがなんとも懐かしく、普段味わえないノスタルジックな気分に浸れたのよね。
 作品によっては、劇場を選ぶことも、大事なのだわと、今更ながら再認識いたしました。


   『明日へのチケット』公式HP 





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Last updated  2006/12/11 09:55:21 PM
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☆もりっぺ☆@ Re:ちび子113さん 良かったんですよ~、思いのほか。(笑) …
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