テーマ:映画館で観た映画(8530)
カテゴリ:映画
■原作 安野モヨコ ■監督 蜷川実花 ■脚本 タナダユキ ■音楽 椎名林檎 ■出演 土屋アンナ/安藤政信/夏木マリ ■ストーリー 吉原の遊郭に売られた少女・きよ葉。美貌と気性の強さで一躍売れっ子となった彼女は、楼主(石橋蓮司)と女将(夏木マリ)の希望に応え花魁となる。名を日暮(土屋アンナ)と改め、吉原一の花魁となった彼女にある日、武士の倉之助(椎名桔平)から結婚が申し込まれる。 一年近く前に制作発表を見たときから、と~っても心待ちにしていた作品。 オンナによる、オンナのための、オンナの映画!! ストーリーは、遊郭のドロドロ世界を描いてるのかと思いきや そのへんはサラリと見せていて、意外と一途に生きてる女たちの 賢明さが伝わってきて、可愛いのよ。 遊郭に売られた少女が、自分に真っ直ぐに突き進んでいく姿が、ステキ☆ 吉原を舞台にしてるだけあって、なかなかエロっぽいシーンが。 オッパイの洪水に、うっひゃっひゃぁ~☆ 女優さんたちも、結構体当たりで演じてて あぁ、菅野ちゃんったら、そんなことしちゃって、いいの? 木村さんまでも。。。(グヒヒ) 主演のアンナちゃん、嵌りまくってますわよ。 売られたケンカは買い捲りだし、ドンっと肝の据わった佇まいに、女も惚れる。 でも、女の子だもん、時には涙だって流しちゃう~、も愛しい。 人によっては、荒げた時の声が割れすぎて 役者としてどーなのよ?と、思うかもしれないけど(思わないかな?) 私はあの、割れてハスキーな彼女の声が、妙に色っぽくて大好き♪ 『下妻物語』のイチゴ役の時も、あの声にゾクゾクしたものですわ。 名もない役での出演者たちも、なかなか豪華で、楽しめます。 ゴリや忌野清志郎さん、SABUや小栗旬君。(きゃぁ~♪) そして私の一押しは、庵野秀明氏。 奥様の原作なだけに、きっと出てくるだろうなと思ったら。。。(笑) 衣装やら、部屋やら、お花やら、とにかく色彩が凄いのです。 原色がグワっとなんだけど、黒がうまく締めていて、ギラギラしすぎないの。 その中での薄桃色の桜が、強さと儚さとで、これもまた良し。 オンナって生き物は、メンドーで恐ろしい。でも、メチャクチャ面白い! ラストの日暮の選択には、清々しさと、生きる楽しさを感じましたわ。 蜷川さんの極彩色と、アンナちゃんの剥き出しの野生と、林檎さんのケダルさ。 そんな世界が気になる方、お薦めでございます! 『さくらん』公式HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
|
|