テーマ:映画館で観た映画(8530)
カテゴリ:映画
■原作 漆原友紀『蟲師』 ■監督・脚本 大友克洋 ■脚本 村井さだゆき ■出演 オダギリジョー/江角マキコ/蒼井優 ■ストーリー 100年前の日本。そこには、精霊でも幽霊でも物の怪でもない妖しき生き物“蟲”がいた。蟲は人間に取り憑き、不可解な自然現象を引き起こす。蟲の謎を紐解き、蟲に取り憑かれた人々を癒す能力を持つ者は“蟲師”と呼ばれた。自ら蟲を引き寄せる特異体質のギンコ(オダギリジョー)も、そんな蟲師の一人。日本中を旅しながら、各地で人々を癒してきた。 このところ流行のように出回っている、漫画の実写版映画。 『どろろ』は結局、観る気を失せてしまったんだけど この作品は、大友監督だし、オダジョーだし、ヴェネチア国際映画祭だし(笑) 何となく触手が向いて、予定外に観ることにしてしまったのよ。 うん。意外と楽しめましたわ。(えらそう?) 原作ファンにはかな~り不評ですが、無知な私にとって、ストーリーは二の次。 きっとそれが良かったのね。それぞれのキャラを知らないから、素直に入れた。 観終わった感想としては、あぁ日本って素敵だわ♪って感じ。(笑) ストーリーは、一話完結モノの原作の、4話分ぐらいをまとめたようです。 もっとオドロオドロシイのかと思っていたのに、拍子抜けのように静かな展開。 仰々しい音楽も殆どなく、全編に流れるのは、虫や鳥の声、草木のそよぐ音 川のせせらぎ等々の、自然が織りなす素朴な音楽。 そして、ロケ地を数ヶ月もかけて探したというだけあって、いかにも「蟲」が出てきそうな しっとりとした古き良き日本の風景に、ゆったりと身を任せてしまったわ。 片目の銀髪青年(アダルト鬼太郎?)、ギンコ役のオダギリジョー。 彼の佇まいが、やはりとても好きだわぁ。 特別美形というわけではないのに、ついついウットリと見てしまう。 周りが着物姿に対して、彼だけは洋服風な上下の衣装も 銀髪というだけで異質な役だからこそ、なぜかシックリとする。 もっとストイックなのかと思ったけど、驚いたり、怒ったり、泣いたり、笑ったり 意外に普通に喜怒哀楽を示すギンコに、親しみがもてたりも。 ぬい役の江角さんは、、、まぁ、江角さんってことで。(笑) それよりもやはり、淡幽役の蒼井優ちゃんよねぇ~☆ 脇息に軽くもたれ、前をまっすぐ見つめる凛とした姿や、痛みの辛さで歪んだ顔。 長い菜箸のようなモノで、グサッ、しゅるるるるぅ~、あぁ凛々しい!! でも、一番好きな表情は、ギンコとの道行きだわね。あのシーンにはキュンとくる。 彼女は、少女にもなり、少年にもなり、女にもなる。ますます野性的で素敵です。 大友監督の実写映画だ!っていう期待は、ちょっと壊されたけど(笑) 日本の自然の奥深さと、オダジョーの不思議な魅力と、優ちゃんの野生と 温泉の効き目は凄い!ってのを、堪能できる作品でしたわ。(笑) 私は好みでしたが、お薦めは、、、あまりしません。( ̄∇ ̄*)ゞ 『蟲師』公式HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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