テーマ:映画館で観た映画(8530)
カテゴリ:映画
■原題 The Magic Flute ■作曲 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト ■監督 ケネス・ブラナー ■脚本 エマヌエル・シカネーダー/スティーヴン・フライ ■出演 ジョセフ・カイザー/エイミー・カーソン/ベン・デイヴィス ■ストーリー 戦地で毒ガスに襲われ、気絶したところを夜の女王(リューホフ・ペドロヴァ)に救われた兵士タミーノ(ジョセフ・カイザー)。魔法の笛を授かり、暗黒卿ザラストロ(ルネ・パーペ)に監禁された女王の娘パミーナ(エイミー・カーソン)を助けるよう頼まれた彼は、もうひとりの兵士パパゲーノ(ベン・デイヴィス)とともに神殿に潜入するのだが。。。 モーツァルトのオペラ「魔笛」を、古代エジプトから、第1次大戦前夜のヨーロッパに 舞台を置き換えて描かれた作品。 オープニング、穏やかな大地から一変、ドンパチの戦局へ長回しが期待を膨らませる。 と、曲が始まったと思ったら、歌う、歌う、歌う。。。 実は、事前情報ゼロに等しく観にいったもんだから、最初は唖然。(笑) 「魔笛」の曲は、それとなく聴いたことがある程度。 オペラに関しての知識は、これまた皆無なわけでして。 なので、モーツァルト、オペラ、ヨーロッパってキーワードから ついつい、『アマデウス』のような作品を思い描いていて 映像は、煌びやかな感じを勝手に想像していたわけなのよ、私。 ですが、舞台は第1次大戦時。もちろん衣装は、軍服か薄い質素なモノばかり。 しかも全編、歌いっぱなしの、本格的オペラ作品でございましたの。 正直、セリフが殆どない展開に、平坦なイメージを持ったことは否めないわ。 映像も、生の舞台にちょっと毛の生えたような程度(←失礼)のセットで CGの作りもぞんざいな感じで、せっかくの映画化なのに、面白みがないの。 パパゲーノの妄想シーンなど、もうちょっとファンタジックにして欲しかったな。 ですが、さすがキャストが全て、オペラ歌手やミュージカル俳優を起用されてて 全編吹替えなしということで、曲と歌は素晴らしいの。(おいおい) 前記のとおりオペラ無知の私には、全然知らない方ばかりですが 美しい歌声に、しばし眠気も誘われつつ、聞き惚れておりました。 特に「パパパ♪」の歌は楽しく、一緒に歌いだしそうになるぐらい。 3人の男の子たちも可愛らしく、愛らしい声は微笑ましい。 ストーリー的にはラストの盛り上げはイマイチで、感動はちょいと薄めかな。 ですが、私のようなオペラ初心者にも分かりやすく なかなか見ないオペラという芸術を、手軽に楽しむには良い作品なのかと。 でも、オススメ度は低いかも。。。(ごめんなさい。) 『魔笛』公式HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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