テーマ:映画館で観た映画(8529)
カテゴリ:映画
■原作 アレサンドロ・バリッコ「絹」 ■監督・脚本 フランソワ・ジラール ■音楽 坂本龍一 ■出演 マイケル・ピット/キーラ・ナイトレイ/アルフレッド・モリーナ ■ストーリー 19世紀フランス。戦地から故郷に戻った青年、エルヴェ(マイケル・ピット)は、製糸業を営むヴァルダヴュー(アルフレッド・モリーナ)から、蚕卵を入手するためアフリカ行きを依頼される。危険な旅を経て、蚕卵を持ち帰ると、それで得た富で美しい女性、エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)と結婚。自らも製糸工場を経営し、結婚生活は順風万帆であった。しかし、アフリカの蚕が病気にやられ、新婚のエルヴェに再び買い付けの依頼が。しかも、行く先はアフリカより遥かに遠い日本だった…。 「海の上のピアニスト」の原作者、アレサンドロ・バリッコの小説の映画化。 オープニング、坂本龍一のしっとりとした旋律と、日本の冬のキリッとした風景に 思わずゾクゾクッとし、展開に期待をこめて観始めたのですが。。。 ローヌ地方や日本の風景は美しく、映像もキレイで、見応えはありました。 でも、とてもちぐはぐな印象を受けてしまったの。 何でかな~と観ていたら、納得。役者さんたちが話す、言語でした。 舞台はフランスのローヌ地方だというのに、全員英語。 でも何故か、日本パートだけは日本人は日本語。 役所さんの役だけは、堪能な英語を話してらしたけど。 とは言え、フランスパートでもメインの役者たちは、アメリカやイギリスの出身者。 セリフがフランス語だとしたら、もっと違和感があったのかな。 どうせなら舞台設定を、イギリスにすれば良かったのでは?と思ってしまったわ。 エレーヌのお庭、素敵でしたし、ガーデニング好きの感じは出てたもの。(ん?) 日本パートも、何やら摩訶不思議。(笑) 芦名星さん演じる女性の行動が、どうにも可笑しく、軽く失笑。 もともと彼女のお顔は、私の好みでないので、何故エルヴェが そこまで惹かれるのかが、どうにもシックリこなくって、ますます逃避。 ラスト、新事実が明かされても、う~む。 真実の愛というか、なんというか。。。 エルヴェ役のマイケル・ピット、丸いお顔が、タヌキのようで可愛い。 感情を抑えた演技は、なかなか良かったのだけど、印象が薄いかも。 エレーヌ役のキーラ・ナイトレイ、耐え忍ぶ妻役を好演。 でもこの役、彼女じゃなくても良かったような。。。 だって、セリフも出番も少ないうえ、彼女の魅力が全然出てないような。 キーラはやはり、勝気で小生意気な役がお似合い。 次回作、イギリス映画『つぐない』に期待ですわ。 バルダビュー役のアルフレッド・モリーナ、出番少な目だけど、素敵☆ 相変わらずクマさんのような体格に、パチクリと見開く大きなオメメ。 彼が出ると、嬉しくって思わずニンマリ。 そうです!ただのエコヒイキです!!(笑) 全般的に後ろ向きなレビューで、ごめんなさい。(汗) でも、私にとっては、違和感の拭いきれない作品でございましたわ。 ツッコミどころ満載で、それを楽しめれば、面白い作品、、、なのかも。 『シルク』公式HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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