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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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傷ついた過去の自分… New! かめおか ゆみこさん

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めげぞう@ Re[2]:「体験格差」(子どもの育ちに必要な体験について)(11/04) 森の声さんへ そうですよね。 私が仲間作…

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森の声

森の声

2024.11.12
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カテゴリ:カテゴリ未分類
人は皆、「子ども」という状態から人生をはじめます。皆さんも昔は「子ども」でしたよね。
「子どものことが理解できない」「子どもなんて嫌いです」などと言っている人は多いですが、そのような人も昔は子どもだったはずです。

でも、大人になって子育てを始める時、「子どものことが理解できない」「子どもなんて嫌いです」という状態のままでは、子育てが困難になってしまうのです。それで、子育てのワークでは「自分の子ども時代のことを想い出してみよう」というワークをします。
自分の子ども時代に対して肯定的な感情を持っている人は、自分の子どもに対しても肯定的な感情を持ちやすいからです。

でも、そのワークをするようになって驚いたのは、なぜか「自分が子どもだった時のこと」を覚えていない人がいっぱいいるのです。
単純に覚えていないだけの人もいれば、「思い出そうとすると苦しくなってしまうので、想い出したくありません」と言った人もいます。

でも、「自分の中の子ども」を否定している人が、「目の前の子ども」を肯定できるはずがないのです。

そのような人は、見かけや実年齢は大人になっていても、「心の中の自分」はまだ「子ども」のままなんです。子どもの時に、「子どもとしての要求」が満たされていないので、心が「大人」へと成長することが出来ていないのです。
そのような状態の人を「アダルトチルドレン」と呼ぶようですが、最近はその「アダルトチルドレン」状態の人が多いのです。

そのような人にとっては自分の子どもは「ライバル」です。ですから「自分が与えてもらえなかったもの」を子どもに与えようとはしません。
むしろ、「自分が受けた苦しみ」と同じものを、子どもにも与えようとします。

そのような人は、見かけ上「大人」に変化しただけで、中身が「大人」に成長したわけではないのです。だから、利害を争って子どもと対立してしまうのです。

「過去」の上に「今」があり、「今」の上に未来が築かれます。それが「成長」ということです。
自然と共に暮らしている人たちの所に行ってそれまでの過去を否定し、いきなり村のインフラを整え、様々な近代的な機器やスマホを与え、近代的な生活が出来るように整えてあげても、それは「変化」であって「成長」ではありませんよね。それと同じです。

自己肯定感が低い人は自分の過去を否定しています。そして「違う自分になりたい」と願っています。そして、様々な方法を使って「違う自分」を演じようとします。整形もその方法の一つです。

でも、そこで起きていることも「変化」であって「成長」ではありません。
もし本当に成長を願うのなら「過去の自分」と「今の自分」を肯定し、受け入れることから始めるしかないのです。「過去の自分」の延長上にしか「未来の自分」を築くことは出来ないのですから。


子育てでも、本当に「子どもの成長」を願うのなら、いきなり簡単で便利なおもちゃや電子機器を与えるのではなく、もっと泥や火や仲間や自然と触れあうような原始的な体験を充分に与えるところから始める必要があるのです。文明との出会いは年令に合わせて段階的でいいのです。そしてそれが成長につながるのです。

自分の人生をそのような体験から始めることが出来た子は、自分の成長を実感することが出来ます。そして、「成長する喜び」を知り、未来に向かって成長する事が出来るでしょう。

それに対して、幼いうちから、簡単で便利なおもちゃや電子機器を与えてもらった子は、「成長する必要」と出会う事が出来ません。その結果、「成長する喜び」ではなく「与えてもらう喜び」だけを求めるようになってしまうのではないかと思うのです。

そのような子は変化は求めても成長は求めないのではないかと思うのです。まあ、私の勝手な思い込みかも知れませんけど。





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Last updated  2024.11.12 18:54:14
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