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カテゴリ:映画
で、会社のレンタル部から借りたサンプルDVDを観てました。 仕入れの参考にするために担当者がサンプルDVDを観るんですね。 私は全く関係ないんですが、「参考になる感想を言う」ことを条件に借りました(笑) 以前から観たかった作品。「フラガール」です。 この映画、最初聞いた時は、「シャル・ウィ・ダンス」とか「スウィングガールズ」 みたいなのかな?と勝手に決め込み、「別にぃ~」という感じでした。しかし、年末に TVでこの映画についてやっていて、愕然としました。なんと、実話が基になっている とか。実話系(特に泣ける作品ね)は3度のネコ飯よりも好きなnyagoさんです。 もう飛びつきました。(ネコまっしぐら!) で、内容紹介・・・ *注 ネタバレアリ 昭和40年の福島県いわき市。ここの常磐炭鉱でのお話。東京オリンピックを終え、 高度経済成長まっしぐらで日本全体が爆進してたその頃、ここ常磐炭鉱では 石炭から石油へのエネルギー転換により大幅な人員削減を余儀なくされていました。 そこで会社は存続を懸けてハワイアンセンターの設立へと動きます。 そこで炭鉱の娘たちをフラダンサーに仕立てようとするのですが、果たして・・・ 映画 「フラガール」公式HP ↑詳しくはコチラ いやはや、ここまで泣けるとは思いませんでした。最初から最後まで涙袋崩壊しっぱなし! 見終えたあとえらく水分補給しました(笑) 硫黄島と同じくらい泣いたかなぁ・・・ 私としては近年まれに見る良いストーリーの邦画でしたねぇ。 誇りを持って働く炭鉱マンと外からやって来た「よそ者」のダンスの先生(松雪泰子)との確執。 炭鉱の町を救おうと立ち上がる少女たちの健気さ。そしてその少女と先生もまたぶつかり合う。 一方、誇り高き炭鉱マンである親たちは少女らに反対し、展開はハラハラドキドキ・・・ 「一山一家」を掲げる炭鉱の町。彼らが障害を乗り越え一致団結、 見事再生していく様は本当に泣けますね。まるでプロジェクトX(笑) 友の愛、師弟愛、兄弟愛、親子の絆、郷土を誇りに思う気持ち、 実に様々な愛に溢れています。 で、映画のテンポが非常にいい。印象的なハワイアンのBGMもグーっす。 松雪さん、トヨエツの演技はじめ、蒼井優、しずちゃんらのフラダンスも見事でした。 でも、なんつってもいわき弁というか方言が良かったっす(笑) 全編方言だらけなんですが、とちぎ弁に似ているので大体分かります。 この方言のおかげで感情を表す部分がとても良く共感出来ていがったっぺよ~(笑) あえてプロのダンサーを使わず、あくまで炭鉱の娘たちを起用し、その娘達が立派に 期待に応えた、というところに郷土を強く思う気持ちが見て取れて、非常に感動しま した。東北の山の中に日本中からお客を呼ぼう!という発想自体がすごいことですし。 しかも石炭(一次産業)→エンターテインメント(三次産業)への華麗なる転身です。 とちぎの足尾銅山(鉱毒事件で有名)や夕張などもこういう発想が必要かも。 (尤も夕張は映画祭があまり成功しなかったみたいですが・・・) 常磐ハワイアンセンターが生まれるまで ↑当時の実際の歴史が見れます まあ、ワタクシ的には久しぶりに邦画で良かった作品でした。泣けたしね。 とりあえず担当には「泣けた」とだけ伝えておこう(笑) ちなみに3月16日にDVD発売らしいっす。 蛇足・・・ 2月10日にキネマ旬報ベストテン表彰式があり、「フラガール」がベストワンに なったそうです。 おめでとうございます~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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