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2008.03.08
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カテゴリ:映画
これもこないだの休みに再見した映画。

オリバー・ストーン作品は、何気に観てしまいます。
賛否大きく分かれる監督のようですが、アメリカを告発する内容の作品が目立ち、
私的には興味のつきない作品が多いですね。

『プラトーン』、『ウォール街』、『7月4日に生まれて』、『JFK』、『天と地』・・・
どれも何度も何度も観てしまいます。そして、考えさせられてしまう。

この実話を基に描かれた『サルバドル』もそんな作品です。

   『サルバドル 遙かな日々』 監督 オリバー・ストーン
                      主演 ジェームズ・ウッズ

   

*注 ネタバレアリ
舞台は1980年代初頭の中米エルサルバドル。
カンボジアではシドニー・シャンバーグよりも後まで残ったというのが自慢の
戦場カメラマン、リチャード・ボイル(ジェームズ・ウッズ)が、失業中の怪しい友人、
ドクター・ロック(ジェームズ・ベルーシ)と共にひと儲けを企み、政情不安定な
エルサルバドルへと向かう。
しかし、そこは軍が力を持ち、反対派を弾圧する右翼テロの嵐が吹き荒れる
この世の地獄とも言うべき場所であった。
その後同業のカメラマン、ジョン(ジョン・サヴェージ)と現地で再会し、
残虐な場面を見るにつけ、軽い気持ちで入国したボイルにも、
いつしか熱きジャーナリスト魂が蘇っていくのであった。

主人公ボイルが、映画『キリング・フィールド』の主人公、シドニー・シャンバーグと
正反対の人物として描かれているのが面白い。
ボイルはとにかくだらしがなく、いいかげんでお調子者的に描かれる。
失業中で女房にも逃げられ、アパートからも追い出され、人生終わってる感じ。
エルサルバドルへ行くのも単に金儲けが理由。
とてもこんなのが主人公にはなりえないなあと思うところですが、
現地で徐々に見せる『ジャーナリスト顔』がすっごくカッコイイんです。
アメリカを信じるがゆえに、相手が誰であろうと真っ向立ち向かう姿はなかなか凄い。
ジェームズ・ウッズってイイ役者だなとも改めて思いましたね。

盟友ジョンも凄くいい。虐殺現場をカメラに収めながら言うセリフ。

   なぜキャパが偉大な写真家か分かるか?
   金でなく、苦しむ人間の気高さを追求したからだ。
   死体を写すだけじゃない。なぜ死んだかまで撮った。
   死ぬ瞬間を捉えてるんだよ。

   真実をつかむことは近づくことだ。
   近すぎると死ぬ。
   撮るぞ。キャパのように。
   いつか・・・

            サルバドル.jpg

そんなジョンはゲリラ蜂起の後、命の危険を顧みず、
カメラ片手に決定的瞬間を狙って飛び出す。
そしてついにそれは成った。
彼自身の命と引き換えに・・・

達成感により満面の笑みを浮かべて死んでいく・・・
戦場カメラマンの凄味を感じましたね。


あと、ウソの『大本営発表』を繰り返すアメリカのマスコミへの
痛烈な批判も随所に出てきます。
本当の真実はこういう映画でしか表に出ないのかと思うと暗澹たる気分になります。
それにしてもアメリカは世界中どこでも火を付けてまわっているなと。

そして、やるせない、無力感が漂うラストは何度観ても重い・・・


かなり生理的にキツイ描写も多いですが、心にズシリと響く良作だと思います。
中米関係はあまり良く知りませんが、果たして今は平和になっているのでしょうかねえ・・・
この映画を観て改めて凄く気になりました。


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Last updated  2008.03.08 05:04:58
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