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カテゴリ:映画
突然ですが、まずはこのサイレン音を聞いてみて下さい。
国民保護に係る警報のサイレン音 というか、一度は聞いておかないとマジでヤバいですから。 私もこのサイトで初めて聞きました。 知らないままでイキナリこのサイレン聞いたら何だか分かりませんよね。 そう思ったら急に怖くなってしまいましたよ。 TVや映画で良く聞く空襲警報なんかと比べると、ちょっと気の抜けた感じがしますが、 このサイレン音は、平成17年に決定された正式なものです。 (恐らくは緊急車両や工場などのサイレン音と混同されないように こんな音になってるのでしょう) 国民が武力攻撃を受けた際に(あるいは武力攻撃が迫った際に)、 当該市町村から住民に対して発せられるそうです。 内閣官房国民保護ポータルサイトによると、 実際に警報が発令されたらどうすれば良いのかが載っています。 ゲリラや特殊部隊による攻撃や弾道ミサイルによる攻撃を受けた場合、 着上陸侵攻の場合、航空攻撃の場合、化学・生物剤が使用された場合、 ・・・そして、最も恐ろしい核兵器が使用された場合。 核爆発の場合はこんな風に行動するらしい。 閃光や火球が発生した場合には、失明する恐れがあるので見ないで下さい。 とっさに遮蔽物の陰に身を隠しましょう。 近隣に建物があればその中へ避難しましょう。 地下施設やコンクリート建物であればより安全です。 上着を頭から被り、口と鼻をハンカチで覆うなどにより、 皮膚の露出をなるべく少なくしながら、爆発地点からなるべく遠く離れましょう。 その際、風下を避けて風向きとなるべく垂直方向に避難しましょう・・・ 大丈夫なのか、それで?? やはりコトが起こる前に未然に防ぐのがいかに重要なのかが分かった気がしました。 この内容では、ヒロシマ・ナガサキは納得するはずがないと思うんですけどね。 確かに、政府としては何かを策定しておかないといけないのでしょうが・・・ 話は変わりますが、今から21年前に公開されたアニメ映画『風が吹くとき』を 思い出しました。 ↑こちらは原作絵本 DVD未発売 『スノーマン』で有名な英国の絵本作家レイモンド・ブリッグズが、 冷戦真っ只中の頃に発表した核戦争の恐怖を描いた作品です。 英国の田舎で暮らす老夫婦が、政府発行のパンフレットに従って核戦争に 対する備えを始めます。 しかし、突然核戦争が勃発。 ラジオから3分後に核ミサイルが飛んでくると告げられる・・・ 核戦争、放射能の恐怖。 ほのぼのとしたタッチながらも、淡々と、実に淡々とその一部始終を描いていて 泣けて仕方がなかった印象があります。 デヴィッド・ボウイが曲を歌ってたり、日本版は大島渚監督が監修したりと話題に なりましたが、スノーマンの絵でこの内容だったのが衝撃でした。 その『風が吹くとき』が、7月26日よりデジタルリマスター版として劇場公開 されるそうです。上映館は少ないようなので、ぜひともDVD化してもらいたいなあ。 ちなみにこの映画が最初に公開された頃の『世界終末時計』は 3分前~6分前だったようですね。 その後冷戦終結にて17分前まで大きく針が後退しましたが、 今ではまた5分前に戻ってました。 世界終末時計 HP すっかり忘れていましたが、改めて確認してみると結構コワイ。 世界はまだまだカウントダウンを止めていなかったのですね・・・ この作品は戦争について考えるのに良いアニメだと思います。 DVD出たら絶対買いですな。 『風が吹くとき』 デジタルリマスター版 公式HP 『風が吹くとき』 プロモーション映像 ↑デヴィッド・ボウイが歌ってるヤツ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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