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2008.07.24
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カテゴリ:映画
昨日はお休みだったので久しぶりに映画を観に行ってました。

   『クライマーズ・ハイ』 監督 原田眞人 主演 堤真一

   映画版公式 HP

1985年8月12日、群馬県御巣鷹山での日航機墜落事故。
520名もの人命が失われた史上最悪の墜落事故を、
地元北関東新聞社の記者である主人公悠木(堤真一)が全権デスクとなり、
地元新聞社の意地をかけ総力で記事にしていく。
しかし、上役の無理解、現場の突き上げ、足の引っ張り合いなど、
そこには数々の困難が待ち構えていた。

ほぼ同時に山仲間の同僚安西(高嶋政宏)が倒れ、
彼の倒れた原因を探るミステリー要素が入ったり、
安西の息子を通して自らの父子関係を見つめ直していく部分があったりと、
内容は盛りだくさん。

でも、『突入せよ! あさま山荘事件』も監督した原田監督だけあって、
原作に手を入れて上手くアレンジし、映画として楽しめる作品に
まとめ上げた印象がありました。
ちなみに『突入せよ! あさま山荘事件』も同じ群馬が舞台。

   

こちらでは連合赤軍側の描写を徹底して排除して描き、
焦点がぼけない作品に仕上げてましたが、
『クライマーズ・ハイ』でも墜落事故そのものの描写はごく少なく、
あくまで新聞社内での出来事を中心に描いています。
残酷な描写は少ないものの、却って想像させる部分が所々に出てくるので、
改めてその事故の大きさに愕然としますね。
思わず涙が出そうになるシーンも。

で、堤真一がシブくて役柄に合ってましたね。
(京極堂キャラよりも私はこっちの方が男らしくて好きかな)
私は山登りはサッパリですが、『クライマーズ・ハイ』
(極度に興奮状態に陥り恐怖感がなくなる)ってこういうことかと、
ちょっと分かった気がしました。

垂直に切り立った断崖を登るなんて私には考えられないことですが、
人生一度はそのような場面に遭遇するのかも知れません。
その時どう決断し行動するのか。
このストーリーには思わず唸ってしまいました。
スピーディーな展開と控え目なBGMもグーでした。

実は今回、私的には初めての試みをやってみました。
映画を観る直前に原作を読む。予習ですな。

原作は横山秀夫の同名ベストセラー小説。

   

ところが、読むのに時間がかかってしまい(汗)、
このままでは映画を観る時間がなくなってしまうと判断。
結局半分程度読んだところで本を閉じ、いざ映画館へ。

予め予備知識として登場人物の把握と相関関係が分かっていたので、
映画の方は比較的スムーズに観れましたが、
映画は説明的な部分が少ないので、事前に予習しないとちょっと難しいかもです。
まあ、2回観てもいいなあと思わせる出来ではありましたが。

ちなみに、この北関東新聞社はフィクションですが、原作者の横山秀夫は事故当時、
本当に上毛新聞社の記者だったそうですね。
それだけに原作の迫力とリアルさはピカ一です。

ただ、原作ではジャーナリズムに対する思いがキチッと描かれていたものの、
映画ではその点が弱く、また日航機墜落事故を単なる話のダシで終わらせていない点でも、
原作の方が良かったですかね。
実際に520名もの方が亡くなってるわけですから。


『クライマーズ・ハイ』は事故そのものを描いている作品ではありません。
この事故現場について詳しく知りたい方にはこちらをおすすめします。

   『墜落遺体』 飯塚訓著 講談社

   

こちらは墜落事故直後から最前線で遺体確認捜査に当たった著者による、
壮絶なノンフィクションです。内容はかなりハード。
涙なしには読めない作品です。
この事故を風化させないためにもこの本は残していただきたい・・・


毎日暑い日が続いていますが、事故当時もまたこんな暑さだったのかと、
劇場を後にふと思いました。
『クライマーズ・ハイ』。おすすめ出来る映画だと思います。





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Last updated  2008.07.25 22:56:09
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