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2008.08.15
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カテゴリ:歴史秘話
8月15日は終戦記念日(終戦の日)ですね。

1945年8月15日。戦争終結(ポツダム宣言受諾)を知らせる玉音放送がありました。
昭和天皇の肉声を録音したレコード盤が正午を期してラジオ放送されたのでした。

   『堪ヘ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ萬世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス』

の一節で有名な終戦の詔書です。

   こちらでその一部を聴くことが出来ます (実際はもっと長いです)


で、この8月15日。
この玉音放送とポツダム宣言受諾、というキーワードで、
8月15日が『終戦記念日』になっているのだと思うのですが、
この日は日本以外ではどう捉えられているのでしょうか。
私は実際に行ったことがないので肌で感じることは出来ませんが、
日本と同じく、あの戦争で亡くなった方々を悼む特別な日になっているのでしょうか。
ちょっと気になります。


各国の『終戦記念日』はというと・・・

日本・・・8月15日 『終戦記念日』
韓国・・・8月15日 『光復節』
北朝鮮・・・8月15日 『解放記念日』
アメリカ・他の連合国 9月2日 『VJデイ(対日戦勝記念日)』
ソ連・中国・モンゴル・フィリピン・・・9月3日 『抗戦勝利記念日』
シンガポール・マレーシア・・・9月12日
タイ・ビルマ・・・9月13日
台湾・・・10月25日 『光復節』


一律一緒ではないですね。
それぞれ微妙に違っています。
(東南アジアでは、日本軍の降伏式と武装解除に時間差が生じたためにそれぞれ異なる)
日本と戦った連合国は、『終戦』という表現ではなく、
当然ながら『勝利』と捉えていますね。

この勝利の日が9月2日なのは、9月2日に東京湾上に浮かぶ戦艦『ミズーリ号』上で、
日本が降伏文書に調印した日だからですね。
つまり、正式に戦争が終結した日は8月15日ではなく9月2日なのですね。
(厳密にいうと、その後のサンフランシスコ講和によって日本が独立した
 1952年4月28日が真の終戦記念日なのかも知れませんが)

連合国からすると日本の敗戦とは1939年9月1日にドイツが始めた第二次世界大戦の
終焉でもあったわけで、1945年9月2日は第二次世界大戦勃発からちょうど6年目
なのですよね。あえてキリのいい日を選んだとしか思えませんが・・・

日本では一般的に『8月15日で戦争が終わった』といわれますが、
実際は8月15日で直ちに戦争が終わらず、
9月2日の正式な降伏までその後半月以上にも渡って各地で悲劇が繰り返されたのですね。
(特に8月15日以降にソ連軍が攻め込んできた千島や南樺太など)

つまり、『8月15日で戦争が終わった』というのは、あくまで国内向けの話なのであって、
話を分かりやすくするために使われた日なのだと思います。
本当はむしろ9月2日の方がスタンダードなのではないかなと。
(ソ連や中国が9月3日といっているのは、降伏調印式の翌日に戦勝祝賀会を行い、
 それを記念日としたため)


ただ、日本の場合はお盆の習慣があるので、死者の霊を悼むのに8月15日がちょうど
良かったのでしょう。なるほど9月2日に戦没者の霊を慰めよう、と言われても
困ってしまいますよね。
今さら変えるわけにはいかないでしょうが、8月15日の終戦の日以降にも
お亡くなりになっていった方々がいた・・・
ということを忘れてはいけないと思うのでありますよ。


そして気になるのが、この『終戦』によって戦争そのものが終わったのは、
アジアではほとんど日本だけだったということ。
戦後、現在に至るまで戦争をしていない国日本にとっては確かに文字通りの『終戦』
だったとは思います。お陰で日本は復興と繁栄の道を歩んでいく。

その後、朝鮮半島は南北に分かれて朝鮮戦争を戦い、
中国は蒋介石の国府軍と毛沢東の共産軍による国共内戦に突入し、
東南アジア諸国は独立戦争の渦に突入していったわけで。
どれだけ多くの血が流されたことでしょう。


8月15日 『終戦記念日』。
あの戦争によって亡くなられた全ての人々を悼むとともに、
いつか、全ての国々が共通の真の『終戦記念日』を迎えられることを祈ってやみません。


・・・そうそう、忘れていました。沖縄です。
沖縄はあの玉音放送が放送されなかった地域です。
ラジオ局が破壊されていたからでした。
沖縄の終戦記念日である『慰霊の日』は6月23日。
本格的な戦闘が終結した1945年6月23日がもとになっています。
(実際に沖縄の日本軍が完全に降伏したのは9月7日)
戦後も長くアメリカに占領され続けた沖縄。
日本に復帰したのは1972年5月15日です。





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Last updated  2008.08.15 04:45:07
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