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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:映画
もうDVDレンタルになってました。前から気になっていたので早速観てみました。
ある芸術家の半生を描いた作品、という情報しか事前に得ていませんでしたが、 北野監督の映画は好きなので、前情報はそれだけで十分でした。 で、やはりそれは正解だったなと。 この映画は余計な情報は一切なしで観ることをおすすめします。 でもちょこっとだけ感想を・・・ *ネタバレあるかも 私はビートたけしも北野武監督も両方好きなんですね。 彼のものの見方、考え方が自分でもそう思うことが多くて、 たけしは分かってるよな~なあんて偉そうに見てたりします。 で、北野映画は、彼にしか撮れない彼独特の観る者に緊張感を強いるつくりが好きで、 毎回感心させられっぱなしなのですが、今回もまたそんな感じがして良かったです。 そして、明らかに笑いを取ろうとするシーンよりも、本来笑えない、 シャレにならないシーンの方が私は笑っちゃいました(笑) でもそれは嘲笑する笑いではなくて、なんというのかな、 もう笑うしかないという状況、真に切迫した状況になると、 人は意外と笑ってしまうものではないのか、という笑い。 (なんか意味不明ですんません 笑) もっとも『○○○○○○○○』(一応伏せておきます)がいきなり出てきて、 『いつもの芸』をやり始めたシーンでは、飲んでたコーヒー こぼしそうになるほど笑いましたけど。懐かしくって(笑) もうね、色々とこの人は相変わらず上手いなあと思いますね。ほんとに。 観終えた後で知りましたが、監督本人は妻を『アキレス』、 真知須を『亀』になぞらえていましたが、 そうでしょうか。 私は全く逆に感じました。 多様な解釈があってもいい。 観た人の数だけ印象が違ってもいい。 芸術に『正解』はない。 映画に『正解』はない。 私の見方も『正解』ではない。 正しい答えがなくてもいいじゃん。 なんだかそんなことを考えてしまった映画でした。 私は好きです。 ちなみにアキレスと亀のパラドックスはこちらを参考にしてください。 アキレスと亀 (ウィキペディア) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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