もう2月も終わろうかという今日この頃・・・
今年に入り、既に2ヶ月が過ぎようとしています。 時の流れは相変わらず速いです。 というか、年々加速度をつけているとしか思えないです。 私の知らないところで、実は1年が350日くらいになってたり、 1日が20時間くらいになっているのかも知れません。 この前の休みの日も、寝て起きたらもう終わっていました。 絶対におかしい(笑) ところで、最近店頭に出る機会が増え、本の問い合わせを承る機会も増えましたが、 やはり本は時代を映す鏡なのだなあと改めて実感しますね。 経済や金融関係の本にビジネス・自己啓発書、それに資格試験書、そして履歴書・・・ それらは今までよりも問い合わせが増えた気がします。 もともと儲からない商売ですが、不況なら不況で売るものはあるんですよね。 私が本屋に入ろうと思ったのも、本屋なら景気に左右されないのだろうという考えだったし。 それが甘い考えだったということに気づくまでにはさほどの時間を要しませんでしたけど・・・ 結局本屋も厳しいのは他の業種と変わりはありません。 ただ、製造業みたいに急激な乱高下がなく、じりじりじわじわと下がっているだけなのです。 この業界、下がり始めて既に13年くらいになるのではないでしょうかね。 なので、ほとんどのスタッフがその状況に『慣れて』しまっているかと。 あまりに長期の右肩下がりの状況なので、ある意味茹で蛙の状態なのですよね。 お湯の中にカエルを入れ、少しづつ温度を上げると、 カエルは死ぬまでその熱さに気付かないんだそうです。 一気に熱湯をかけると驚いて飛び出すので生き残るらしいですが。 茹で蛙よりもド根性ガエル。私はそっちの方を目指したいっすね。 ここで一句。 茹で蛙 負けるな 本屋 これにあり なんつって(笑) そうそう、今から80年前の1929年にはじまった大恐慌当時、 日本の出版界は1円で買える『円本』ブームに乗って活況だったらしいです。 日本や海外の文学全集、教養本が広く読まれていたのだそうです。 (岩波文庫が創刊されたのもだいたいこの頃の1927年) 最近の古典ブーム、教養本ブームはその再来なのでしょうかね!?