テーマ:平和への祈り(104)
カテゴリ:詩
宇宙船 ほら 宇宙船に乗ってみようよ ふわふわっと浮き上がって 少しずつ いつもの道が 遠くまで見渡せて 素敵な世界が広がっていくよ ほら どんどん上にあがっていくと あの建物は こんな形だったんだ あの森は こんなに生い茂ってたんだ 見慣れた景色が小さくなっていく いつもは見上げている屋根が 次々と まるでトランプカードを広げるよう 人々も 自転車も 車も 豆粒みたいに小さくなっていく 今度は向こうの川が見えてきて 隣の町も その隣の町も みんなみんな この手のひらの中に すっぽり入って 包み込めちゃう 雲を突き抜け 青い水面が広がって 地図でみたことのある 大地の形 隣の国 水平線 丸い地球 みるみる間に 地球1周 この星はいろんな人が住んでいる 赤ちゃん 子供 大人 お年寄り いろんな色の 肌や目や髪の色 みんな一生懸命 生きている なのになぜ? 銃声なんて響いてるの? 誰が 罪もない人を 殺していいの? 誰が 一瞬に 命を奪えるの? そんな権利 誰にもあるはずもない 教えてもらいませんでしたか? 自分がされて嫌なことはしちゃダメって 世の中いろんなルールがあるけれど これだけは世界共通なんじゃないの ほら 眼下に広がる景色には 国境なんて線はないでしょう お届け物が届きやすいように ちょっと目印をつけただけの話 同じ星に 宇宙に 住んでいる お隣り同士の みな地球人 笑顔が見れたら 嬉しいよね 言葉を超えて ほほえみは通じる 言葉よ 歌よ 曲よ 祈りよ 弾の代わりに 世界に届け 銃の引き金に 指をかけるあなた 母は そんなこと願っていない でも あなたのせいなんかじゃない 私も同じだったかもしれない 何万分の一も きっと分かってない それでも息が詰まり 胸が痛む 戦争してない遠くの国の人が 何言ってんだって思うに決まってる この命 一瞬にして無くなる そんな世界 分からないだろって でも この胸の苦しさはどうしようもない 祈るしかできない 書くしかできない どうか どうか 届けよ 祈りよ 命は奇跡 宇宙一尊い 今日もニュースで爆音が聞こえる 子供が泣き 女の子が襲われ 涙あふれる 悲しくて悔しくて その魔物の命 えぐり取りたい ささやかでいい ごはん食べて ほっとして 時々でいい 友達と笑い合って そんな幸せ 願ったっていいじゃない 母は祈る ただただあなたの無事を 本当はこんなこと 間違ってるって 分かっていること 信じている あなたの慈愛の心 信じている 平和を!平和を!平和を! 魂の叫びを 言葉に! 声に! 世界はただひたすらに願っている みんな仲良く暮らしてくれることを みんな笑顔で生きてくれることを No War From Japan お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年09月21日 23時40分49秒
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