あとがき
一日でも、一秒でも早く、戦争を止めてほしい。ただただ、その思いを、「宇宙船」という詩にたくして書きました。それにこめた思いを書き記しておこうと思います。ウクライナへの戦争が始まってから、ポツポツと書きはじめたのですがどうしても、「平和な国に住んでいる人が、何言ってんだ」というものが引っかかっていました。でもニュースを見るたびに心痛め、何もできないもどかしさが募っていく。せめて直接支援できるものをと、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に自動引き落としの寄付金を始めました。他にできることは、朝に晩に祈るしかできない。そんな日々を送っている中、日ごろ応援しているミュージシャンさんが、「自分の気持ちなんて分からないだろう」、という思いを吐露してくれた時がありました。そして、これだ!とハッとしたのです。災害に遭った人のことを思う時、いつも思います。私は災害には遭ったことがないから、想像して同苦するしかできない。逆に、私が辛い経験をしている時、同じ経験をしていない人でも寄り添ってくれてとても嬉しかった。同苦はとても励みになる。寄り添ってくれようとしているその心に救われる。戦争してないからって、ひるんではいけない。その思いもそのままぶつければいいんだ、と思いました。足りなかった何かが見つかったような気がしたのです。心から、心からの、平和への祈りを込めて。Think Globally.Act Locally.