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2009年は、ある意味地球規模の対応が迫られている。
今回の2008年アメリカ発世界同時不況問題、 先進国がサボってきた地球温暖化の問題、 そしてテロという突出した破壊行為と、 対テロ対策という名の戦争に現れている宗教や民族紛争の問題など、 21世紀になってから、人類が解決をしなければ前進できないテーマが塊りとなって存在している。 これだけ大きな問題を同時に抱えるのは人類史上初めてではないだろうか。 混沌の世界に生きているということだと思う。 それを放置することはできないはずだ。 誰がどのようにそれを解決へと導いていくのか。 アメリカのオバマ新大統領が掲げる変革か、 それともアジアや中南ア米における新興国の指導者が示す大国主義からの決別なのか、 日本はどうすればこの課題に向き合えばよいのか分からない指導者達に委ねざるをえないのか、 これも分からない混沌とした状態になっている。 日本でグローバルな活動が得意なのは日本の商社とトヨタなど海外に生産拠点を多く持つ企業の指導者達である。 しかしその経営者達からはまだメッセージが発せられていない。 これは期待するのが無理なことかも知れない。 非正規雇用問題に対する当事者能力の欠如をみれば期待できるわけがない。 となると私達はあまりに大きな課題の前にひれ伏すだけの日々を送ることになるのだろうか。 日々の営みが世界の課題と結びつくような生き方ができないものだろうか。 明日のエコより今日のエコ、というコピーを繰り返すだけで解決できるのだろうか。 もっと根本から見直す必要に迫られているような気がする。
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