カテゴリ:映画・美術・趣味
もうすぐ閉館・移転の山種美術館で、上村松園展がギリギリ終了直前になんとか滑り込み、20分だけ観ることができました。 他作家の作品もあってよりその特徴がわかるけど、松園の絵は全体に透明感があって、目に気品があって出色でした。 作者の松園によると 「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。 一点の卑俗なところもなき、清澄な感じのする香高い珠のような絵こそ私の念願とするところのものである。」 とある。 銀のしっぽが4色カラー時のタイトル画を描く時に、参考になるものを探していた時、松園シリーズに目が留まったんですが、 主人公のママを描く時、 「こんな女は実際いないだろう」 という品格、香りがするものを追求していて、松園に辿り着いたんです。 作者も、なんとなくでなく、はっきりとそれを目指して描いてきたのだな、と納得しました。 私のマンガはそう売れてるわけではないが(いやそこは大事なことなんだが)、色紙プレゼントになると3位4位に食い込めるので、飾っておきたくなるような「品の良さ」を求めてきたことで、掲載雑誌の読者の趣向にひとつの正解を見た思いがして、一人喜んでいたものです。 (まー例えれば、CDは売れないがブロマイドは売れる芸能人みたいなものか。) 他にも新たな美人画を探して、暇を見て美術館に足を運んでみたいなあ。 その後、旅行の疲れか、足が動かなくなりちょっと倒れていましたが、2日くらいで回復しました。 何だったのか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.06 10:35:56
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