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カテゴリ:ラグビー
タグではなく、ミニラグビーの話。
先日、小学生のラグビーの試合を吹いた。新ルールのおかげだろうか、ベンチからの罵声はほとんどなかった。いいことである。 その一方、これでいいのだろうか、という現象が散見された。僕が吹いたのは中学年、年齢で言えば9歳、10歳の子どもたちである。 もちろん、ラグビーだからコンタクトは避けられない。だが、「ジャッカル(のような倒れ込み)」「オーバー(みたいなダイビング)」さらには「シーリングオフ(もどき)」…かなり教え込まれている感じ。プレーも意図的にポイントを作りに行き、そこに体の大きい子を走り込ませる、ということの繰り返し。小学生の試合のようではなかった。 ミニラグビーは、普及育成のためのラグビーである。ラグビーの楽しさを多くの小学生に体験してもらえるようにルールが作られている。ラグビーだからタックルもあればラックもある。でも、それの繰り返しがラグビーを楽しんだことになるのか、はなはだ疑問である。 こちらはある中学生チームのコーチから聞いた話。県内各スクールから子どもが集まってくるが、もっとも指導を要するのが「県内最強チーム出身の子」。捕まるとすぐに倒れてダウンボール。「倒れるな!!」というときょとんとするそうな。ラグビースクールでは捕まったら倒れる→走り込んだ選手が「オーバー」→残されたボールを展開、を徹底的に教え込まれていたらしい。これを矯正することが年度初めの仕事だそうだ。 今年度からこの手の問題を真剣に考えなければならない立場についてのでこれ以上は述べないが、どうも子どものラグビーは検討する必要がありそうな感じである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.31 16:03:52
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