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先生のラグビー日記

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2009.02.22
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カテゴリ:ラグビー
サントリーカップ、本日終了。試合結果はこちら

今回良かったこと。
まず、単独小学校での参加が増えてきた。大会の初期はラグビースクールを母体にしたチームが上位に進出していたが、ここ2年ほどは、授業の延長(もちろん、放課後などに練習はしているのだが)としてチームを作って大会に参加するチームの活躍が目立つ。今年の参加16チームのうち、単独小学校チームは13。もともとタグラグビーは、ラグビーをやったことのない子どもを対象にした球技でありから、これは喜ばしい傾向であると言える。

プレーの面では、コンタクトが激減した。ルールの改正やレフリングの統一等の効果もあるが、やはり選手や指導者の意識が高かったのがもっとも大きい。数年前は接触が前提としか思えない戦術で勝ち進んできたチームが見られたり、タックルと紙一重の方法で相手を止めるチームがあったりと、後味の悪い試合がよくあったが、今年はほとんどなかった。また、コンタクトが頻発するチームのコーチに個別に話をして、具体的な改善を依頼した。次の試合まで1時間ほどしかなかったが、コーチ、選手とも必死の努力をしてくれて、初日最後の試合は今までの面影無く、接触なしで守れるようになっていた。試合結果は残念だったが、勇気を持って対応してくれたこのチームのコーチ、関係者に敬意を表したい。

今回、素早いボール回し、ステップを駆使して相手をかわすプレーが随所に見られ、おもしろい試合が多かった。同時に、地域間の格差も縮まってきている。結果をごらんいただくと分かるが、一歩的な点差の試合が減り、最後まで目が離せない試合が多くなった。

残念なことをいくつか。ラグビーの入り口と位置づけられているこの競技、喧噪や殺伐とした雰囲気を持ち込むのがラグビー関係者だというのはどうしたわけか。観客席やベンチからの罵声、レフリーや関係者への暴言、これが本当に「子どものため」「ラグビー発展のため」の行為なのか、疑問に思う。実際、単独小学校のチームの応援やベンチからはこのような声はまずあがらない。全体としても、ベンチマナーは清々しいものだった。だから、ほんの一部の、それもラグビーをしている人たちのマナーや言動が目についた。
今回、試合中にレフリーが時計の進行を止める合図を出した場合、試合時間の7分終了の鐘がなった後も試合を継続させるケースがある、という申し合わせをチームと関係者間で行った。実際、数試合は鐘の後も試合が続いた。初日最後の試合は、延長時間が1分を超え、しかもその間に逆転トライがあった。レフリーの処置は問題ないし、試合終了が鐘の後になるのは両チームのベンチ、選手には連絡すみである。当然、負けたチームからは質問もなかった。ところが負けた方のチームの保護者が観客席から本部に罵声を浴びせ続け、あまりのひどさにたまりかねた競技役員が相手を叱責した。ちなみにラグビースクールを母体にしたチームである。ラグビーって、そういう競技なのだろうか。

ともあれ、しばらくは反省すべき点を洗い出す作業をおこなう。次回大会は応援マナーについて考えてもらうことになるだろう。

ここをごらんの皆さん、いろいろとご意見ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。







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Last updated  2009.02.22 22:03:05
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