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先生のラグビー日記

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2009.08.13
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カテゴリ:ラグビー
ここ数日、2時間に一度は携帯電話が鳴る。「どなたかレフリーいませんか?」、そう、菅平の練習試合のレフリーの依頼である。毎年、この時期には菅平に上がっているので「今年も」と思ってくれるようだ。しかし、今年は目の回るような忙しさ。電話をくださった皆様、ごめんなさい。この場を借りてお詫びします。

閑話休題。数週間前、地元の新聞に同級生についての記事が載っていた。彼とは高校のラグビー部で一緒、3年生の時のクラスも一緒だった。今、彼はちょっとした「時の人」である。というのも、最近、DNA鑑定の精度が問題になり、被告人が逆転無罪となった裁判があったが、彼はその弁護団を構成する一人である。

彼は高校時代、ルーズヘッドプロップだった。体が格別大きかったわけではなかったが、スクラムは強かった。だが、僕の彼に関する記憶の中でもっとも印象に残っているのはタックルである。試合の終盤、一番身体が苦しいであろう彼が、強烈なタックルで相手を倒すシーンを何度も見た。その度に、「負けられるか!」と闘志がよみがえってきたのを覚えている。彼自身はどちらかと言えばやんちゃな高校生だったがウィンク決していい加減なやつではなかった。少なくとも、仲間のために体を張ってくれる男であることは、同期の仲間が、そして、あのタックルが証明してくれるだろう。

彼は「高校時代の苦しい練習を思えば、どんなことでも我慢できる」と語っていたが、記事を読みながら「そうだよなぁ」と思った。久しぶりに奴を見て「負けられるか!」という気になった。

これだから、ラグビーは面白い。






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Last updated  2009.08.13 22:25:45
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