…続き
延長戦は 『ガード無視で殴り合い』 的なオフェンスの応酬。
それも両チームとも疲れてるから、
ボクシング世界戦10ラウンド以降みたいな消耗戦。
日程的に有利なハズのオランダは足が止まって、
スタミナ豊富で走りまくる若いロシアの選手が目立つ。
ヒディンクの交代枠3つの使い方も余裕タップリで、
延長戦も決定的なチャンスはロシアの方が多かった。
守備的な戦術でも、本質は攻撃サッカー。
点差を守って勝つよりも追加点を狙いにいった。
後半1点先制した後も、あからさまな時間稼ぎをしないし、
オランダの間延びした布陣の隙を突いてカウンターで攻める。
正々堂々と受けて立つ姿勢は好感的だった。
GKがデルサールじゃなければ90分間で2,3点食らってもおかしくなかった。
結局、延長戦後半でロシアの攻撃が実を結び、決勝点GET。
ダークホース:ロシアが、絶好調:オランダに競り勝った(T_T)
試合前には[肉体派]の印象しかなかったロシアサッカー。
実際のプレーを見たら…
若い選手が多くてミンナよく走る。
しっかり守って、確実にパス回して、相手の隙を突く、いいチーム。
イメージ的には、10人の堅実な選手+1人の天才って感じ。
10番アンドレイ・アルシャビンは、
ストイコビッチのような天才肌のテクニシャン。
(カンケーないけどウチのイケメンなイトコに激似…)
延長後半の2得点を演出した。
2点目はライン際までドリブルで単独突破。
角度ZEROからデルサールの頭を超える絶妙ループパスでアシスト。
ちょっと触れば入るでしょ?みたいな柔らかくて優しいパス。
7番がちょっと触ってGOAL。1-2。
歓喜↑コレ、中学の時チームでやった…
下になるとヤバイくらい苦しいんだよね^^
試合後には顧問の先生から激怒されたなぁ…懐かしい ヽ(´ー`)ノ
3点目は気が抜けた蘭DFの裏に出たスローインにすばやく反応、
マタ抜きシュートでトドメをさす。1-3。
延長後半の一番疲れている場面でこのプレー。
ドリブルもパスもシュートも一級品でロシアの大黒柱。
こんな素晴らしい選手がいるなんて全然知らなかった…
ヨーロッパって広いね?