猫草を求めて数メートル
経費削減の波はここまできたのか・・・・・・。常時、数種類の草を自由に食べられた時代は終わりを告げた。これからは、自分の欲しいモノは自分の力で掴む時代なのだ・・・・・・。 ニャッ?ケチなkonohazu9に見切りを付け、私は草を求めて旅に出る。たとえ行く先に困難が待ち受けていようとも、久し振りの外の空気は暖かく優しかった。思わず鼻水、じゃなくて鼻歌が漏れてしまうのだった・・・・・・ この懐かしい香りは・・・・・・、もしかしてでも油断は出来ないわ。 外にはジョソーザイなどという毒を撒く人間もいるみたいだから。 どうやら、この草は大丈夫みたい・・・・・・ ドキドキしながら食べたから怖い顔になっちゃった。でも私、本当はすごく可愛いのよ。 ケチなkonohazu9は、私の美貌にメロメロなんだから! ニャー!満足したから帰ろうかな。 Konohazu9も心配しているかもしれない。これに懲りて、前みたいにいっぱい草を買ってきてくれるかもしれないしね。旅の間、ずっと変な紐が付いてきたけど気にしないの。 私はkonohazu9と違って心が広いから。ハーネスのマジックテープが全部止まらない理由も、私は気にしていないわ。 ニャッ 「モコたん、お外で食べられるなら、これからも買わなくていいね~」 by, konohazu9