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マザーグースの部屋

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2009年12月07日
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カテゴリ:子供
5日・6日…東京で開催されたあしなが育英会・第21回遺児と母親の全国大会に参加しました。

次女はバレエのリハーサルがあったため京都を離れる事が出来なくてはじめてひとりだけで1泊2日のお留守番をしました。

長女は土曜日は学校があったので午前中の授業終了後、午後の補修授業はでないでそのまま京都駅に直行、待ち合わせをして午後1時すぎの新幹線で東京に向かいました。お昼ご飯は新幹線の中で駅弁をいただきました。
会場に到着した時にはすでに座談会などは始まっていたので途中からの参加となりまいた。
午後11時ころまで皆さんといろいろお話をしました。

翌朝、オリンピックセンターに移動して政府・各党代表に遺児家庭の制度的救済を訴えました。

昨年17年ぶりに開催されたこの全国大会で訴えてきたことが少しずつでも見直されて実現に向かっているという成果があったようです。

ニュースの報道はこちらです。


新聞記事はこちらです。


遺児救済運動、いわゆる「あしなが運動」は1967年、交通遺児救済から始まりました。その後、支援の対象を災害遺児、病気遺児、震災遺児、自死遺児へと広げ、この40年間で約7万人の遺児が高校等へ進学するのを支援してきました。さらに、1999年からは、海外の震災遺児、エイズ遺児、戦争遺児、インド洋津波遺児らと日本の遺児との交流を開始し、世界の遺児2億人の連帯運動へと広がっています。

毎年春秋の「あしなが学生募金」や継続支援者の「あしながさん」をはじめ多くの国民の支援を受けた遺児が、救われていない遺児を次々と救う運動として発展してきました。

遺児と母親の全国大会は、1969年に第1回目を開催し、今回で21回目となります。過去20回の大会で掲げた要望事項で実現に至ったものは、高校授業料減免制度の導入、遺児家庭への歳末手当の支給、自損交通事故に対する自賠責保険の適用、ミニバイクの速度制限の導入、自賠責保険金の引上げ、遺族年金や児童扶養手当の支給期間を満18歳から高校卒業時まで延長したことなどです。


要 望 の 趣 旨

遺児家庭の母親の年間勤労所得は、1998年に201万円でしたが、その9年後の2007年には3分の1も激減し134万円と一般勤労者の3割にまで落ち込んでいます。奨学金だけでは子どもの教育費が賄えず、高校卒業後の就職希望者の割合は26.1%で、一般の高校生の1.4倍にものぼります(あしなが育英会調査=2009年11月)。

また、厚生労働省の発表によると、日本では親を失うと2人に1人は貧困に陥ってしまうという現実があります。その貧困は、子どもの衣食住という生存権を脅かしているだけではありません。日本は他の先進諸国に比べ、教育に関わる諸費用が多額にかかるため、子どもの貧困問題が教育と密接に関わっており、世帯の貧困が子どもの教育を脅かしています。満足に教育を受けることのできない子どもが大人になっても、正社員になれず、高収入は望めず、その子どもにも教育を受けさせることのできないという貧困の連鎖に陥っています。

問題は、経済的なものだけにとどまりません。遺児の高校生の不満や悩みは、「我慢することが多い」56%、「他の子のようにほしいものが買えない」47%、「勉強する気になれない」30%、「お金がなくて友だちづきあいができない」27%などで人並みの高校生活を送ることができず、孤立しています。さらに深刻なのは18%もの遺児高校生が「未来に希望が持てない」と回答しています(複数回答、同調査)。

なぜ、日本の未来を担う子どもたちが、不運にも親を失ったばかりに、貧困のために社会から排除されなければならないのでしょうか。貧困の連鎖を断ち切るためには、貧困世帯の子どもたちの親の就労支援や医療支援など子どもを取り巻く環境を含めた教育支援こそが大切です。日本の教育予算の対GDP比は3.4%(2008年)で先進諸国の中で最下位です。1988年の調査開始以来、日本としては最低の数字です。今までの日本政府の教育への関心が低すぎることは言うまでもありません。

すべての子どもへの教育支援が必要ですが、特に貧困にあえぐ遺児など母子家庭の親を支援し、その子どもに教育を受ける機会を与え、子どもを立派に成長させ、次世代への貧困の連鎖を断ち切ることこそ、政府が担うべき役割、政治が果たすべき使命ではありませんか。そのための施策の実施が、社会全体の活力を高めることにもつながると考えます。

遺児母子家庭をはじめとする社会的弱者の生活権と社会権を保障するための施策に全力で取り組んでください。私たちは、次の6項目の実現を政府・各党に強く要望いたします。



要 望 項 目



<要望1:子ども貧困対策基本法の制定について>

次世代への貧困の連鎖を断ち切るため、「子どもの貧困対策基本法」を制定してください。

政府は、次世代への貧困の連鎖を断ち切るため、行動計画を策定し、数値目標を掲げて、ひとり親家庭の貧困率(54.3%)を5年以内に半減、10年以内に10%未満にしてください。

政府は、子どもの貧困の実態や対策に関する年次報告をとりまとめ、公表してください。

政府は、子どもやその家庭を支援するため、国の行政組織を再編して、早急に「子ども家庭省」を設立するとともに、子どもと家庭に関連する予算を大幅に拡充してください。



<要望2:教育費に対する支援について>

 遺児母子世帯など貧困世帯の子どもについて、高校授業料等の諸経費の負担を軽減するため、公的助成を強化するとともに、給付型の高校・大学奨学金制度を新設してください。

すべての高校において授業料を全額免除あるいは補助してください。

給付型の高校・大学奨学金制度を公的資金で新設してください。

高校卒業時、大学などへの進学のための一時金(進学支度金)制度を公的資金で新設してください。



<要望3:医療費の負担軽減について> 

自治体が独自に実施している「ひとり親家庭等医療費公費負担制度」を全国に展開し、全国どこにいても同様の負担軽減措置が受けられるようにしてください。

医療費を無料、もしくは自己負担に低額の上限を設けてください。

子どもの対象年齢を20歳未満までに延長してください。

受診後に医療費を立て替える制度(償還払い)を撤廃してください。



<要望4:社会保障制度の改善について>

ひとり親家庭に関連する以下の社会保障制度について、必要な改善を図ってください。

遺族年金と児童扶養手当の支給期間を、大学や専門学校卒業時まで延長してください。

生活保護受給世帯において、貸与の奨学金などを収入認定し生活保護の支給額を減額しているところがあります。こういうことがないよう改善・指導してください。

生活保護と児童扶養手当については、就労等による収入が貧困線を超えない限り、収入の増と同時に支給額を減らさないでください。また、減額措置を実施するケースについても、3年間は支給額を据え置いてください。



<要望5:母親の就労支援について>

「母子家庭の母親の雇用安定法」を制定するなど、母子家庭の母親の就労を支援し、その労働条件を改善するための法整備を早急に図ってください。

「母子家庭の母親の雇用安定法」を早急に制定し、官民ともに積極的に母子家庭の母親を雇用するとともに、母子家庭の母親の安定した雇用を確保してください。

正規雇用者と非正規雇用者との間における、同一労働同一賃金・均等待遇の原則を明文化した実体法を制定してください。



<要望6:母子家庭のためのワンストップ・サービスについて>

 母子家庭の総合的な相談窓口として、「教育・就労・福祉テラス」(愛称「いいわテラス」)のようなワンストップ・サービスの仕組みを、全国津々浦々に整備してください。



その後、銀座通りを約1時間かけて日比谷公会堂前までデモ行進しました。



この大会は奨学金を受けている大学生が中心になって主催しているのですが、デモ行進の際、声をからして一生懸命訴える学生の姿を見て私も負けないように一生懸命訴えてきました。

どれだけのことが伝わったかわかりません。
要望に対する具体的な回答もまだまだみえませんでしたが、すぐにはどうにもならないけれども私たちの声は必ず届くような気がしました。

ある政党の回答の中で子育て支援金や高校授業料免除という制度について「まず切羽詰まって必要としているのはだれなのか」と言う話がありました。
私も同感でした。

貧困の連鎖を断ち切る・・・
働いても働いて母子家庭の収入は・・・
そして今は仕事に就くことすら難しい現状・・・

本来、私は集会やデモ行進など・・・ちょっと苦手?と思っていました。
けれども主催していた大学生たちの自分たちと同じように苦労している後輩の高校生たちを何とか救いたいという熱い思いをひしひしと感じました。

最近の学生は自己中心でいい加減・・・みたいなイメージは全くなくあしながの奨学金を借りてがんばって学業に励んでいる学生たちはとてもまじめに将来の夢にむかってがんばり自分のことだけでなく後輩たちのことを思いやる気持ち、母親たちのことを思いやり感謝している気持のあるとても明るくて優しい子だちが多いと感じました。

長女は夏の集いや今回の全国大会に参加してそういう先輩たちの姿をみてまた自分と同じ境遇の中でもがんばっている高校生とかかわりを持って長女自身も成長していくように感じました。

そして母親である私自身もがんばっている母子家庭のお母さんたちの現状や気持ちを話し合って・・・
わたしなんか毎日体や心がしんどいなどと言ってへこたれているけれどもそんなことを言って落ち込んでいる暇もなく生きていくために頑張って働いているお母さんたちの姿をすぐ近くで見て自分自身がかなり甘ったれているんだなと思い恥ずかしくなってしまいました。

実は長女は今日から期末テストです。
テスト前日ではあるけれども大会のお誘いを受けて是非参加したいと言った長女の心は以前より成長したと思いました。
そして往復の新幹線ではがんばってテスト勉強をしていました。

ひとりで一泊の留守番をした次女も寂しかっただろうけれどもよく頑張ったと思いました。

そして・・・普段しんどくて歩けないなどと言っている私が1時間頑張って歩いたこと・・・普通の人にとっては何でもない当たり前のことだけれどもちょっと頑張ったと思います。
京都に到着してから帰り道フラフラして・・・転びそうになりました。
あまりにしんどいので低血糖かなと思って測定したらやはり・・・血糖値が50まで下がっていて危ないところでした。

今回この大会に参加したことは私たち親子にとって貴重な経験となりました。

主人が元気だったころには学生たちとともにシュプレヒコールをしながらデモ行進するとは想像もできなかった。

シュプレヒコールを唱えながら・・・
中島みゆきの「世情」が聞こえてきた





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Last updated  2009年12月08日 05時08分53秒
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 フルタユウスケ@ Re[1]:ご無沙汰しています♪(03/08) マザーグース2002さんへ ご返信、誠に…
 マザーグース2002@ Re:ご無沙汰しています♪(03/08) 長らくこちらのページを開けることがなか…
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