今朝は雨です。撮影に行けませんので、飛ぶ鳥の撮影について書いておきます。
飛ぶ鳥を撮るときには、NIKON D-3 にAF-S NIKKOR 70-300(F4.5-5.6) をつけて行きます。
D-3 は昔のモータードライブのようなものが本体の下についていてとても重いのですが、これはモータドライブではなく、小さなパソコンのようです。撮影の仕方を細かく変えて設定することができるようになっていて、まだその全ての機能について自分のものになっていません。
今日は測光(シャッターと絞りの組み合わせで決まる露出を決めること)の仕方について少し解説しますと、D-3では
1.マルチパターン測光(画面全体の情報で適正露出を決める方法)と
2.中央部重点測光(ファインダー内の中央にある直径約14mmの範囲内で適正露出を決める方法)と
3.スポット測光(ファインダー内に出る直径約4mmのフォーカスポイントで適正露出を決める方法)とを選択することができます。
1.は画面全体を被写体として捉える風景写真や集合写真などに適した方法、2.はポートレートなど中央部に主要被写体があるような場合に適した方法、3.は小さな被写体に適正露出をあわせたい場合に適した方法ということができます。
飛ぶ鳥を撮るときには当然3.の方法になります。これですと、背景の明るさ、暗さに関係なく、その鳥にフォーカスポイントをロックオンすることができれば、ピントも露出も機械まかせで撮ることができますので、ターゲットのロックオンに集中すればよくなります。
もちろん、手持ち撮影ですので、シャッター優先にして、シャッター速度は2000分の一秒以上にします。具体例を出します。
アオサギです。撮影データはISO1600、3200分の一秒、F9.0です。
ハシボソガラスです。データはISO6400、2000分の一秒、F22です。
コサギです。データはISO6400、2000分の一秒、F11です。ISO6400だと少し粒子が荒れます。天気がよい時はISO1600に感度を落とした方がよいようです。下2枚はISO1600で撮ればよかった。
小さい鳥ですと、フォーカスポイントを合わせることが難しくなるのと後でトリミングして拡大しますので、どうしても粒子が荒れてしまいます。もう少し焦点距離の長いレンズでうまくロックオンできるとよいのですが、・・・。
カワセミです。データはISO1600、2000分の一秒、F5.6、露出補正-0.7EVです。
メジロです。データはISO6400、2000分の一秒、F5.6です。
600mmのレンズが欲しくなりました。