この1週間は天気が悪く、筍掘りも忙しく、思うような蝶の観察が出来ませんでした。
そこで、筍掘りの間に見た春の花を3種載せましょう。春の花というと桜、あるいはカタクリが定番ですが、もう少しマニアックな花です。
ウラシマソウ(西迫町) posted by (C)ドクターT
まずはウラシマソウです。サトイモ科テンナンショウ属の宿根性の多年草です。肉穂花序の先端の付属体は釣り糸状に長く伸長し、これが和名の起源(浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸に見立てたか?)とされている。西迫へ筍掘りに行くと、薄暗い林の中にひっそりと咲いています。
ウラシマソウ(豊川市) posted by (C)ドクターT
豊川市砥鹿神社近くの土手で見たものは日当たりのよい場所に咲いていて、立派でした。
オドリコソウ(豊川市) posted by (C)ドクターT
次はオドリコソウです。ヒメオドリコソウは何処にでも生えている雑草ですが、オドリコソウは近くではなかなか見ない花です。豊川市砥鹿神社近くの土手にたくさん咲いているところがあります。三河の野草研究家の大町忠久先生から教わりました。
オドリコソウ(豊川市) (2) posted by (C)ドクターT
花の姿が踊り子のようで、大きさがヒメオドリコソウの数倍あります。
シュンラン(こどもの国) (2) posted by (C)ドクターT
最後に春蘭です。蒲郡にも数カ所自生地がありますが、この場所は10年ほど前にワラビ採りに行って見つけた場所です。それから毎年楽しませてくれます。今年もたくさん花をつけていました。
シュンラン(こどもの国) (3) posted by (C)ドクターT
緑っぽい色の花ですので、見逃してしまいがちですが、近づいて見ると可憐な花姿です。