イヤな目覚めの朝
朝起きて、なんとなく鳥籠に目をやる。 うん?止まり木にチェリーしかいない、ポチはどこ? 籠の底に目をやると、白い塊が落ちている。 げ、マヂ? 文鳥は、軽い病気になってもあまりわからない。 判るほど、弱っている時は、既に手遅れなことがある。 昨日まで元気に飛びまわっていたのに、ある日突然のように 落鳥していることがある。 過去にこのパターンで亡くしてしまった文鳥があたまをよぎる。 んが、よく見ると籠の底に落ちているのって昨日ポチが遊んでた ティッシュやん。 んじゃ、ポチはどこに? 過去に籠の扉を自分で開けることに成功したやつがいたことが ある。 その後、やつの籠の扉にはダブルクリップがつくことになるのはまた別のお話。 それか? 部屋を見回すがいない。文鳥はすみっこが好きだったりするので どこかに入り込んでるかもしれない。腹が減ったり、退屈すれば 出で来るのだろうけれども、出勤前には見つけなければ… んで、鳥籠に目を戻す。あれ?籠の取っ手の下になにかぶら下がっている。 ぽ、ポチ…なんでそんなところに逆様にぶらさがっているんだよ! 楽しいのかそれは? 以上、イヤな汗をかきながら起きた朝の一幕でした。