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カテゴリ:知多半島ってこんなトコ
どこへ行っても混むので 近場をウロウロ 知多半島の南に位置する、美浜町へ 美浜町・野間地区にある 野間大坊 へ行ってきました ここ、前々から来てみたかったのですが 近いからいつでも来れるだろう状態になってました 建立されたのは 1300年以上前の680年頃 その後750年頃、行基によって発展し 空海も訪れて祈ったという 大変歴史ある真言宗のお寺です まずは「お砂踏」 この地面には 四国八十八ヶ所の砂が埋まっており 各寺院の名前を見ながら通ると 四国八十八か所霊場巡りと 同じ徳をつむことが出来るのだそうです(^^) そして「厄除けの人形」 人形を手にとり 悪い部分(俺の場合、右肩)を撫でます そして息を3回吹きかけ お盆の水に入れます 「ボロンボロン」と唱えながら 人差指で時計回りに回します 人形が溶けると同時に 悪い部分がとけてなくなるのだそう 境内のあちこちに梵字や 真言が書かれたマニ車があります 「マニ車」というのは 経文が刻まれた円柱系の仏具のこと 真言を唱えながら回します 「オンマニパドマフン・・・」 そのすぐ横にある「陰陽石」 左側が愛染明王で「男根」 愛欲に染まった心を悟りの境地に導く神様です 右側が弁財天で「女陰」 音楽・弁才・財福などをつかさどる神様です 一番来たかったのがここ 源義朝の墓 「平治の乱」で敗れた義朝さんは この野間の地まで逃れてきて 家臣で乳兄弟の鎌田政清の舅で 年来の家人であった長田忠致と その息子の元に身を寄せましたが 恩賞目当ての長田父子に裏切られ 殺されてしまいます 満37歳・・今の俺と同じ年齢 お墓の上に積まれているのは木太刀 義朝さんは入浴中、裸の時に襲われました 「我れに木太刀の一本なりともあれば・・」と、無念の叫びで 絶命したことに由来するのだそうです しかしそれが何故だか 木太刀に願いを書いて供えると 願いが叶うと言われるようになりました もちろん俺も買って 今一番の願いを 義朝さんに託してきました その義朝さんの首を洗ったと言われる池があります その名も 血の池 心霊スポットでもあるようですが 今日は水が無かった 最近お天気続きですもんね 境内にあった手書きの「野間ナビ」を読んでいると 興味深い場所がある よし、行ってみよう 野間大坊から歩くこと5分 昼間なのに薄暗いうえ、誰もいません ここがそうか 夜来ると怖そう 義朝さんの息子・頼朝さんは 「平家討伐に功があれば論功行賞を与える!」 と、言っておきながら 最初からこの長田父子を助ける気はなかったのですね 父親の義朝さんを殺されているのだから その気持ちは理解できます しかしこの松は痛そう・・ 長田父子の屋敷跡は すぐ傍にあります 義朝さんが身を寄せたのは この場所だったのですね 屋敷から頼朝さんの手勢に 長田親子が無理矢理引っ張り出され 自宅の前の丘の、この松の木に はりつけにされる光景が脳裏に浮かびました(怖) 最後におみくじ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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