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カテゴリ:映画
君はひとりじゃない [ ヤヌシュ・ガヨス ] <ストーリー> 誰もが向き合う普遍的なテーマ<家族愛>を繊細に、ときにはユーモアを交えて描く 病気で母を亡くしたオルガ(ユスティナ・スワラ)は心も体も病んでしまい、摂食障害に陥る。 一方、検察官である父親(ヤヌシュ・ガヨス)は妻の死に虚脱感を覚え、 事件現場に足を運んでも死に対して何の感情も抱くことができなくなっていた。 彼は日に日にやせ細るオルガを、セラピストのアンナ(マヤ・オスタシェフスカ)に託す。 <キャスト> ヤヌシュ・ガヨス、マヤ・オスタシェフスカ、ユスティナ・スワラ <スタッフ> 監督:マウゴシュカ・シュモフスカ 脚本:マウゴシュカ・シュモフスカ、ミハウ・エングレルト 2015年のポーランドの映画です。 第65回ベルリン国際映画祭で、銀熊賞を受賞しています。 日本では上映されてたのかな? WOWOWでは、劇場公開やDVD発売に先駆けて日本初公開するという、ジャパンプレミアで放送されてましたが。 ポーランド映画は初めてな気がするなー。 話してたのはポーランド語らしいですが、全くもって分からず。 ま、私の場合英語だってわかんないんですけどね。 母親の死によって、摂食障害になってしまった娘と、妻の死によって、無力感の中日々を過ごしていく父親。 その娘が通う病院にいる、セラピストの女性の話なんですが。 そのセラピストの女性も、自分の子どもを8か月の時に亡くしており、なんとも不安定な感情が漂っている映画ですね。 その雰囲気としてなのか、この映画、ほとんど音楽が流れないんですね。 ポルターガイスト的な時にステレオから流れた音楽と、妻との思い出の回想的な時に、半裸で踊っている妻の後ろで流れているちょっと変わった曲。 そして、エンディングロールの時に流れる曲くらい。 あとは、生活音がBGMです。 最初のシーンで印象的だったのは、雨の中車のワイパーが立てる嫌な音。 え…? 何の音…? 私にだけ聞こえてるのかな… と思ったら、そんな気にかかる音がそこかしこで聞こえてくる。 蛇口がちゃんと閉まって無くて、水が漏れるのと一緒に聞こえる「キィー」っていう嫌な音とかもそう。 セラピーを受ける少女たちが発する、唸り声っていうのかなんていうのか… なんかちょっとホラーなの?と、勘違いしてしまいそうになる、そんな効果音たちが、上手く使われている映画だと思いました。 大きな事件が起きるわけでもなく、最後に一件落着的に落ち着くわけでもないんですけどね。 最後の娘と父親の顔が、すべてを物語っているのかしら? 退屈するかなーと思ったらそうでもなく。 気付いたら観終わっていた、そんな感じでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.07.27 17:58:23
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